ソフトバンク 武田翔太が現状維持の1億5000万円でサイン 今季が4年契約最終年 トミー・ジョン手術から復活へ「6月くらいに試合で」
ソフトバンクの日本人選手で唯一契約未更改だった武田翔太投手が7日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉に臨んで現状維持の年俸1億5千万円でサインした。武田は21年オフに4年契約を結んでおり、今季が最終年になる。(金額は推定) 昨季は1軍、2軍通じて公式戦登板なし。昨年4月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」および「鏡視下肘関節形成術」の手術を行っており、現在も復帰に向けてリハビリを行っている。 武田は「今月には傾斜(ブルペン)に入る。予定としては順調。6月くらいに試合で投げられれば」と見通しを語った。また、リハビリと並行して投球技術アップのため昨年末は米国・ノースカロライナ州のトレーニング施設「トレッド・アスレチックス」で動作解析などに励んだ。「投球のメカニックなどを作り上げるには、実際に投げ始めてからでは遅いので」。そのため昨年中に球団と契約更改の日程の都合がつかず、越年となっていたことも明かした。 「昨年は日を追うごとに自分の改善点が見つかったり、見つめなおす時間がたっぷりあった。試合に出られなかったけど、今年につながる時間だったと思います」 プロ14年目へ。かつて2年連続2桁勝利もマークした右腕は復活へ、着実に前へ進んでいる。