子どもの水筒〝持たせ方〟次第で内臓損傷・摘出の事故も 熱中症時期に…注意点、SNSで話題の便利グッズ
注意点や便利グッズも
同庁は「水筒を首や肩からかけていると、転倒した際、上記事例のように水筒が腹部に当たる可能性があるため危険」「水筒のひもが首や腕に絡まったり、遊具などに引っかかったりすることにも注意が必要」と指摘。子どもに水筒を持ち歩かせるときは、以下のポイントに注意しましょう。 ・水筒はなるべくリュックサックなどに入れる ・水筒を首や肩にかけているときに(子どもが)走らないようにする ・子どもが遊具などで遊ぶ場合は、水筒を置いて遊ぶようにする こうした呼びかけに、SNSでは「怖い」「気をつけなきゃ」といった反響とあわせて、「学校の荷物が多すぎてランドセルに水筒が入らない」「学校から移動時に持ち歩きしやすいように斜めがけにできる水筒を指定される」といった声も上がりました。 まず、保護者は子どもに、水筒を首や肩にかけたまま走ることは危険であり、しないように伝えましょう。ただし、子どもにいくら走らないように言い聞かせても、遊びに夢中になるなどして、走りだしてしまうこと自体はなかなか防げません。 そもそも水筒を首や肩にかけたまま動き回らないように、水筒をリュックサックなどに入れるため、減らせる荷物は減らすこと。また、リュックサックの横や下などに取りつけられるサブバッグを活用することなどが対策になります。 ただし、サブバッグのような便利グッズは、施設によっては禁止であること、例えばロッカーに入れようとしたときに入らないこともあり得ます。また、サブバッグが大きすぎて、どこかに引っかかるなど、別の事故が起こらないようにも警戒が必要です。 ルールについては施設側と確認、相談しながら、臨機応変に対応することが、子どもの身を守ることにつながります。