新卒は忘年会の宴会で「一発芸」をすることになっています。雇用契約にないはずですが、断ってもいいですか?
忘年会の宴会で一発芸を断るための適切な言い訳
忘年会の宴会で一発芸を断る際には、適切な言い訳を用意しておくといいでしょう。単に「やりたくないから」「雇用契約に記載されていない」と伝えることで、職場の雰囲気や関係性の悪化につながることもあり得るからです。 忘年会の宴会で一発芸を断る際の適切な言い訳は以下のとおりです。 ●忘年会の宴会に参加しない ●苦手だと正直に断る ●体調が悪いと伝える 言い訳別に内容を解説します。 ■忘年会の宴会に参加しない 忘年会の宴会での一発芸を避けるのであれば、そもそも参加しないという選択肢があります。職場の雰囲気や参加する上司や先輩、同期などの人間性から、参加をしなくても特に問題がなさそうであれば理由をつけて欠席してください。忘年会に参加しなければ、一発芸のことで悩む必要はありません。 ■苦手だと正直に断る 上司や先輩、同期などが相手の意見を正しく受け入れてくれる場合にかぎりますが、一発芸は苦手だと断って同意を得ておくのも方法の一つです。 ただし、忘年会当日に上司や先輩たちにお酒が入った場合、状況が変わるケースを想定しておかなければなりません。お酒が入って性格が変わるような人なら、断って同意を得たことなど忘れて、無理に一発芸を強要する可能性も高いからです。 ■体調が悪いと伝える 体調が悪いと伝えて、一発芸を断ることも検討してみてください。お酒を飲みすぎて気持ちが悪い、頭痛や腹痛がするなど、体調が悪くて一発芸どころではない状況ならば、無理に強要される可能性は低いでしょう。
上司や先輩の人柄や職場の雰囲気などを考慮して適切な対応をしよう
忘年会の宴会で新卒の社員が一発芸を披露することが恒例の会社も多くあることでしょう。しかし、本人が嫌がっているにも関わらず、雇用契約に記載されていないことをしつこく強要されるのであればパワハラと見なされるのが一般的な解釈です。 上司や先輩などに「一発芸の強要はパワハラ」と強く言えればいいですが、その職場で引き続き働くのであれば、関係性悪化のリスクなどから現実的な対応ではないかもしれません。忘年会そのものに参加しない、体調不良といった言い訳を用意するなど、その場に応じた適切な方法で対応することをおすすめします。 出典 雇用環境・均等局 パワーハラスメントの定義について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部