娘の借金が発覚!「夫に相談できない…」という娘に、親として手をさしのべるべきですか?
親だからこそできること
前段で説明した、負債の整理方法である任意整理や自己破産の手続きを弁護士や司法書士などの専門家に頼んだ場合でも、それで問題が解決したと安心はしないでください。それ以外にも親ができることはたくさんあります。 もし、借金の理由がクレジットカードのキャッシングや投資に手を出した結果であれば、今後、娘の生活習慣やお金の考え方を変えなければ、再び同様の相談が来るかもしれません。また、「以前、親が助けてくれたから、次も助けてくれる」と子どもの甘やかしにつながることもあるでしょう。 まず金銭的に助けるときには、「助けるのは今回限り」としっかりと約束させましょう。また、「夫に相談できない」のは心配です。いまや夫婦共働きが当たり前となり、お互いの財布事情が分かっていないことは珍しくはないですが、お金に関しては夫婦がお互いの現状が分からなければ、問題は解決できません。 もし妻に、日常生活費の不足分をカードのキャッシングで補うような生活習慣があれば、それを辞めさせないと同じことの繰り返しとなるでしょう。 家計の不足分を夫と協力して乗り越えるためには、親として、「夫に相談できない」娘を説得し、これまでの生活習慣を見直して一緒に家計を立て直すことも並行して進めていきましょう。 出典 (※)日本司法支援センター 法テラス よくあるご相談 国民生活センター 多重債務 執筆者:當舎緑 社会保険労務士。行政書士。CFP(R)。
ファイナンシャルフィールド編集部
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