【完全予測】落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…!岸田の「6月ヤケクソ解散」で自民党がボロ負けする【東日本編】
「伝家の宝刀」とも呼ばれる解散権。しかし扱い方を間違えば、その刃は総理自身も傷つけることになる。多少議席が減ろうが構わない─そんな身勝手な解散戦略が、「自民党崩壊」の引き金になる。 【当落予想】落選する議員の全実名(東日本編)はこちら…!
波紋を広げた自民党の「新ポスター」
〈経済再生実感をあなたに。〉 4月15日に自民党が発表した新しいポスターには、岸田文雄の顔とともにこんなキャッチフレーズが躍った。AIを活用して作ったという。 春闘での「賃金上昇」と、「4万円定額減税」をテコに、6月の国会会期末に解散総選挙に打って出る。周囲は岸田の戦略をそう見てきた。それだけに「経済再生」を前面に押し出したポスターは党内でも憶測を呼んだ。 ――国民は物価高の実感しかないというのに、まさか岸田は解散をあきらめていないのか? 4月16日に共同通信社が発表した世論調査によると、岸田内閣の支持率は23・8%。過去最低だった前回調査から3・7ポイントほど上昇したものの、訪米効果も虚しく6回連続の20%台に沈み込んだままだ。 さらに28日に投開票を控える3補選では、東京15区と長崎3区で候補者を立てられず、自民党は「2敗」が確定している。 「残る島根1区でも最新調査で、立憲民主党の候補に20ポイントも差をつけられていることが判明しました。巻き返しは絶望的です」(自民党関係者) 本来であれば、解散などできるはずがない。しかし、米国でバイデン大統領に厚遇を受け、スピーチがバカウケ。舞い上がった岸田は、先行きを楽観視しているようだ。
「まさかの奇策」で解散宣言か?
「ある議員が『補選で3敗したらどうするのか』と問いただしたら、岸田さんは『国民の不満をすべて吐き出させてリセットできるから、それでも構わない』と開き直ったそうです。 このまま9月の総裁選を迎えれば、『岸田では選挙に勝てない』と引きずり降ろされることは目に見えている。それならば多少議席を減らそうとも解散しようという魂胆です」(自民党幹部) もちろん岸田が解散の気配を見せれば、与党議員が全力で止めにかかるだろう。公明党も「信頼回復が当面重要だ」(山口那津男代表)と岸田を牽制している。しかし、自民党閣僚経験者はある可能性を懸念する。 「外遊時の記者会見で解散を匂わせたら、誰も流れは止められない。5月にはパリでの経済協力開発機構閣僚理事会(2、3日)が、6月13~15日にはイタリアでのG7サミットが控えています。サプライズが好きな総理ならやりかねません」 では岸田が解散を強行したらどのような結果が出るのか。今回、政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏に全国289の選挙区と比例代表の当落予測を依頼した。 さらに本誌は自民党が前回選挙から得票数を10%減らすシミュレーションを行った。これは決していい加減な数字ではない。政権交代が起きた'09年の総選挙では、自民党は小選挙区で9・09%、比例で11・45%も得票数を減らしている。 一部世論調査では、岸田政権の支持率は、すでにこのときの麻生太郎政権を下回っている。「10%減」は十分にありうる数字なのだ。 さらに「裏ガネ議員」についてはより厳しい戦いになると見て、15%減(不記載額500万円未満)、20%減(不記載額500万円以上)とした。 データをもとに取材を進めると、自民党を崩壊へと導く驚きの結果が浮かび上がってきた。ここからは各選挙区の内情を順番に見ていこう。