【シンガポール】MRTダウンタウン線、北西部に2駅新設
シンガポール陸上交通庁(LTA)は6日、都市高速鉄道(MRT)ダウンタウン線で北西側の終点であるブキパンジャン駅から西部に延伸する計画の詳細を発表した。同駅の先に2駅を新設し、うち新たな終点となる1駅はMRT南北線の新駅と接続させる。 延伸距離は約4キロメートル。新設する2駅の名称は決まっておらず、現時点ではブキパンジャン駅の隣駅を「DE1」、新たな終点を「DE2」としている。南北線のクランジ駅とユーティー駅の中間に新設し、「DE2」と接続させる新駅は「NS6」となっている。「DE1」はスンゲイカダット・アベニュー付近に開設する。 延伸部分は2025年10~12月期に着工し、35年までの開業を目指す。新工業地帯「スンゲイカダット・エコディストリクト」などの開発が進む北西部に新駅ができることで、周辺地域の交通利便性の向上が見込まれる。 ダウンタウン線では東部側の終点であるエキスポ駅からさらに延伸する計画も進んでおり、同駅の先に建設中のシーリン駅とスンゲイ・ベドック駅は26年下半期(7~12月)に開業する予定だ。延伸部分が完成すればダウンタウン線は全39駅となる。