おすすめ防災グッズを調べていたら「家族写真」の文字が。一体どのようなメリットがあるの?
防災グッズには緊急予備資金も準備しておこう
もしもの被災に備え、防災グッズを準備するときは、必ず緊急予備資金も準備しておきましょう。 家族を探すときも、生きるためにもお金は必要です。特に被災直後は、停電により現金しか取り扱えないケースが多々あります。電子マネーの利用が多くなった近年では、家族写真とともに当面の生活費の準備が大切です。 ■準備しておく緊急予備資金の目安 政府は、防災グッズなどの備蓄は1週間分以上が望ましいとしています。ところが、生活の基盤となる緊急予備資金は、阪神・淡路大震災や東日本大震災の避難生活の長さを想定すると3~6ヶ月分が必要です。総務省統計局によると、生活費の統計は表1のとおりです。 表1
出典:総務省統計局「家計調査報告」「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」より筆者作成 生活費は人それぞれ異なりますが、緊急予備資金の目安にはなるでしょう。自営業者の場合は長期被災も視野に入れて1~2年分の運転資金を備えておくことが大切です。 ■緊急予備資金の使い道 被災したときは、緊急予備資金が生活の支えとなります。被災によって自宅からの避難が必要になった場合には、主に以下の用途で資金が必要です。 ●食費や衣服 ●交通費や宿泊費 ●通信費 写真を手がかりに家族を探すためには、交通費や宿泊費が必要になることが多いようです。また、家族が見つかっても離れて避難生活を送る場合には、個別に生活費がかかります。数週間から数ヶ月単位の避難になる可能性を、視野に入れておくことが大切です。 なお、被災によりライフラインが切断されると、キャッシュレス決済やATMは利用できません。少なくともライフラインが復旧する期間の緊急予備資金は、現金で用意しておきましょう。
防災グッズの家族写真と緊急予備資金を確認しよう
地震大国の日本では、いまや防災グッズによる自助努力は欠かせません。これまでの被災経験から、国や自治体が推奨する防災グッズの中身も少しずつ変化してきています。なかでも、家族写真や緊急予備資金は、長期間の避難生活の支えとして推奨されるようになってきました。ぜひこの機会をきっかけに、防災グッズの見直しや確認をしてみてください。 出典 内閣府防災情報 パーソナルカード 札幌方面浦河警察署 もっと!防災セット 総務省統計局 家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2024年4~6月期 総務省統計局 家計調査報告-2024年(令和6年)8月分- 政府広報オンライン 災害時に命を守る一人ひとりの防災対策 静岡県 いつまで避難所にいるの 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部