よりよい街づくりを!高校生が1日議員に 高校生議会
KRY山口放送
議会や行政について理解を深めてもらおうという取り組みです。 下関市の高校生が一日議員を務める市議会が20日に開かれ、下関市内の12の高校から参加した24人が副市長など市の執行部に質問しました。 この下関高校生議会は生徒たちに市政や市議会に関心を持ってもらおうと、今回初めて行われました。 議長 「それでは順次発言を許します」 下関北高校の生徒は、豊北地区が抱える空き家問題や廃校の利活用について質問・提案しました。 高校生 「平成31年のデータには豊浦・豊北地区の空き家率は、18.0%と下関の他地区に比べ最も高い数値になっています。今後の豊北地区の空き家対策について、市としての展望をお聞かせください。」 高校生 「婚活の場として廃校を利用すれば、かつて過ごした学校という場所で懐かしさを感じながら、多彩なアクティビティを通して親睦を深めることができるのではないか。」 下関市・北島洋平副市長 「空き家にせよ廃校にせよ、使っていける人がいることが大事。利活用は非常に大きな課題で豊北に限った話ではなく市全体としての課題と認識している。」 高校生議員からは、市内の観光地のみもすそ川公園で郷土料理を提供するイベントや、海峡ゆめ広場でクリスマスマーケットを開催してみてはどうかといった意見も出されました。 高校生 「いつも暮らしている場所だけど、意外と知らないことが多かったりしたので、改めて再確認することができ市に伝えることができてよかった。」 高校生議会は「学校生活で様々なことを学び、幅広い世代の人々と交流を深め、よりよいまちづくりに貢献していく」との宣言で幕を閉じました。