残業が多いのはどんな時? 残業を増やさないためにできることとは
ワークライフバランスの維持や経費削減などの観点から、残業を減らすようにと職場で指示されることがあるかもしれません。しかし、労働時間に対して仕事量が多い場合、定時に帰るのは簡単なことではありません。本記事では残業が続いてしまう人の特徴や、仕事量が多いと感じるときに取るべき対処方法、残業代の計算方法などについて紹介します。 ▼毎日「8時50分」から朝礼が! 定時は9時だけど「残業代」は請求できる?「義務」か判断するポイントとは?
残業が続いてしまう人の特徴
残業が続いてしまう場合、以下のどちらか、または両方に当てはまる傾向があります。 ●規定労働時間に対して仕事の量が多すぎる ●時間をかけすぎている このうち、仕事の量が多すぎて残業が続く人には以下の特徴があります。 ●周囲からの期待が大きいため、キャパシティ以上の仕事を任されている ●責任感が強い、または断ることが苦手な性格であるため、忙しくても頼まれた仕事を引き受けてしまう ●自身のキャパシティを把握していないため、仕事を引き受けすぎてしまう 上記のうち全てに当てはまる人もいれば、一部のみ当てはまる人、その他の理由がある人もいるでしょう。残業が続く理由によって対処方法が異なるため、まずは自身がどの特徴に当てはまるか考えてみましょう。
仕事量が多いと感じたときの対処方法
規定労働時間に対して仕事量が多いと感じるときは、以下で紹介する対処方法を試してみてください。 ■効率化できる業務がないか見直す 自身に任されている仕事を棚卸しして、少しでも効率化できる業務がないか見直してみましょう。ルーチンワークを自動化したり、必要性の低い会議や資料作成を思い切ってやめたりすると、業務時間の短縮につながる場合があります。 ■無理に業務を引き受けない すでに十分な量の仕事を抱えている人は、周囲の人に頼まれたときに、無理をしてまで業務を引き受けないこともポイントです。残業してまで他の業務を引き受けると、疲れがたまって作業効率や仕事のクオリティが下がるかもしれません。また、大量の仕事を片づけるために残業したにもかかわらず、期限に遅れることがあれば、周囲に迷惑をかけてしまいます。無理せず、できないことは断ることも大切です。 ■上司に仕事量の見直しを相談する 残業をしても期限までに終わらないほど仕事量が多いときは、早めに上司に相談することを検討しましょう。 他の人の仕事量や能力、スケジュールなどを把握している上司であれば、仕事の一部を誰かに振り分ける・期限を遅らせるといった対処方法を一緒に考えてくれるでしょう。「仕事が多すぎる」と伝えるのは社会人失格のようで気が引けると思う人もいるかもしれません。 しかし、無理をして残業を続けた結果、体調を崩したり、期限に遅れたりすれば、上司を含む多くの人を困らせることになる可能性があります。また、スケジュール管理ができていないとして、自身の評価が下がるおそれもあります。早めにSOSを出すことが、かえって周囲のためになることもあると覚えておきましょう。