「アルゼンチンは人種差別主義の国ではない」マカリステルがフェルナンデスを擁護。父親は過去の事例で訴え「ドイツは我々を無知な者のように扱い、フランスはメッシの身長を批判した」
FAからさらに厳しい制裁を受ける可能性も
アルゼンチン代表のアレクシス・マカリステルが、渦中の人物を擁護した。イギリスメディア『daily mail』が伝えている。 【動画】フランスを揶揄するチャントを歌うアルゼンチンのフェルナンデス 先のコパ・アメリカで連覇を果たしたアルゼンチンだが、タイトルを喜ぶなかで行き過ぎた行動があったようだ。決勝後、一部選手たちがチームバス内でフランスに対して人種差別的なチャントを歌っていたという。エンソ・フェルナンデスのSNS投稿で明らかになった。 フェルナンデスは自身のインスタグラムで謝罪。所属するチェルシーは懲戒の手続きを始めたとも言われるなか、マカリステルは『アーバナ・プレイFM』のインタビューで、「アルゼンチンは人種差別主義の国ではない」と訴えた。 「エンソはすでに謝罪し、何が起こったのかを説明している。これ以上言うことはないと思う。僕たちはエンソのことを知っている。彼は決して悪意を持ってそんなことをするはずがない。そんな男じゃないし、人種差別主義者でもない」 また、マカリステル以上にフェルナンデスを擁護したのが、彼の父親だ。『デポルテス・アルヘントス』紙で、「私は息子がどういう人間かを知っています。人種差別主義者でもない。都合の悪い時にそれをライブで録音したので、自分が何を歌っているのかさえ分かっていなかった」と主張し、次のように続ける。 「2014年にドイツが我々に勝った時、彼らはガウチョ(アルゼンチンの牧童)の歩き方を真似して、我々を無知な者のように扱った。2018年、フランスはメッシの身長を批判していたが、我々は差別を受けたと公言したことは一度もない」 自らの振る舞いを反省しているフェルナンデス。『daily mail』は「チェルシーの内部調査の結果を待つことになるが、FA(イングランドサッカー協会)からさらに厳しい制裁を受ける可能性がある」と見解を示し、6試合から12試合の出場停止処分を科されるかもしれないと記す。 またフランスサッカー協会はFIFA(国際サッカー連盟)に苦情を申し立てているが、処罰の対象は個人ではなくアルゼンチンサッカー協会になる模様だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「がっかり」「頭3つ取っただけ」フランス代表が“JAP”表記…議論が巻き起こる「悪意があるないの話じゃないんだよな」
- 「フランス国民に対する攻撃だ」アルゼンチンの差別チャントを元代表キャプテンは断固許さず!「聞きたくも、見たくもない」
- 「コパ優勝の栄光を貶めた」アルゼンチン代表の“フランス差別チャント”を英BBCが断罪!「言い訳無用」「尊敬を失った」
- 「あいつはジャッキー・チェン」韓国代表FWファン・ヒチャンが人種差別被害→激怒した同僚が相手選手にパンチで退場。コモは否定も韓国メディアは怒り!「人種差別ではないと?衝撃だ」
- 「狂気の沙汰だ」「もはやサッカーじゃない」コパ・アメリカ決勝でチケットなしのファンが大量侵入し大混乱。異常な光景に世界衝撃!「本当にアメリカで起きているのか」