航空祭、車で盛り上げ 前日の22日にスーパーカー150台集結 小松の有志「乗り物の街」発信
23日に航空自衛隊小松基地で開かれる航空祭に向けて前日から小松市入りする大勢の見物客を楽しませようと、市内の有志が22日、小松空港近くのスカイパークこまつ翼を会場に、全国からスーパーカーが集うイベントを初めて開く。来場者に、空港と新幹線駅を備え建機大手コマツ発祥の地でもある小松を、ブルーインパルスから新幹線、超大型建機まで見られる「乗り物の街」として発信する。 イベントは「第1回スーパーカー&エアーフェスin小松」(北國新聞社後援)で、開催のために有志が組織した「自動車カルチャー振興協会」(小松市)が主催する。 石川、富山両県からスーパーカー約30台ずつが集まるほか、関西、関東など全国からフェラーリのF40、ランボルギーニカウンタックなど計約150台が集結する見込み。キッチンカーも訪れる。 ●絵本500冊を配布 能登半島地震の復興チャリティーイベントにも位置付け、会場に義援金箱を設置する。来場する子どもたちを喜ばせようと、一般社団法人「ハートフルファミリー」(東京)の協力で絵本500冊を無償配布する。一般社団法人えんまん(小松市)の支援で、お菓子500袋と弁当300個も来場者に無償提供する。 小松の観光大使「こまつ姫御前」も参加し、会場を盛り上げる。スカイパークこまつ翼の一部と近くのコマニーの駐車場を、来場者用に約200台分確保した。協会の綿一憲会長(46)は「小松が最も盛り上がる航空祭の前日を、陸からも盛り上げたい。小松の魅力を知る機会にもなればうれしい」と話した。