55歳で貯蓄は「1000万円」です。年金と退職金があるので、貯蓄はこれ以上しなくても老後は暮らせますよね?
貯蓄が1000万円あっても老後の生活費は不足する可能性がある
65歳以上夫婦のみの無職世帯の平均支出は、月28万2497円です。公的年金による収入があっても、毎月3万7916円の赤字になることが予想されます。世帯の収入が公的年金のみの場合、毎月の不足分は貯蓄で補う必要があるでしょう。 老後に必要な資金の目安は、予備費も考慮すると2500万円ほどとされています。1000万円の貯蓄があっても、1500万円不足するということです。 55歳で貯蓄が1000万円あり年金や退職金がある場合でも、予期せぬ出費が発生し貯蓄が足りなくなる可能性はあります。まだ定年退職まで期間があれば、さらに貯蓄を増やしておいた方が安心かもしれません。 老後のための資産形成は、将来の医療費や世の中のインフレ率、生活スタイルの変化などを考慮に入れて検討する必要があるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2023年-(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部