夏に増える水の事故 “6人に1人”溺れる……どんな人がどんな場面で?身を守るため“しない”ことは?『#みんなのギモン』
■溺れやすいのは7歳&14歳
山崎アナウンサー 「続いて年齢について。子どもの水難事故の過去のデータからみますと、小学1年生ごろの7歳と中学2年生ごろの14歳で水の事故が多くなっているんです。鈴江さんも子育てしていますが、思い当たることありますか?」 鈴江奈々アナウンサー 「長男がもうじき11歳で友達同士で遊んだり出かけたり、行動範囲も広がってきているので、わからないところで危険な遊びをしていないかなと心配」 森アナウンサー 「『一人でできるもん』って言いがちな歳ですよね」 山崎アナウンサー 「森さんもそのあたり、心当たりが?」 森アナウンサー 「まさに、先程の話は、7歳のときでした」 山崎アナウンサー 「この年齢は親から離れて、行動範囲が広がる節目のため、水の事故が起きやすいとみられています。友達が増えたり、自分でできることが増えたりすると起きてしまう」
■泳げる人が溺れやすい?ナゼ
山崎アナウンサー 「そして3つめのポイントです。こちらは溺れた経験がある人が、当時どれ程泳ぐ力があったか聞いた調査です。『あまり泳げない』と答えた人が合わせて4割。そして半数(49.2%)は『25m以上泳げる人』だったんです。過信や油断が溺れることの引き金になっているケースがあるんです」 刈川キャスター 「溺れるとパニックにもなりますし、服も着ている。プールで泳ぐのとは違う環境だということを、よくわかっていないと危ない」
■もしもの場合には…「イカ泳ぎ」
山崎アナウンサー 「自然の時にはパニックになることもありますね。では、ここで次のポイントです。『水の事故から身を守るには』ということです。桐谷さん、もし川や海で流されてしまったらどうしますか?」 桐谷キャスター 「何か浮けるようなもの、周りにないか探して、あればしがみついて浮く」 山崎アナウンサー 「大事なことです。何かにつかまり助けを待つ。つかむものがみつかればいいですが、そうもいかない場面も。溺れた時『浮いて待つ』と聞いたことがある方もいると思いますが、あくまでプールなど波のない水面が静かな場所で有効です。流れのある海や川の場合おすすめしたいのがこちらです」 「日本水難救済会から提供していただいた映像です。おなかを上にして顔をあげて水をかき混ぜるように手足を動かす『イカ泳ぎ』です。海や川ですと波や水の流れがあるため、浮き続けるのは難しいです。イカ泳ぎをすることで水流をつくり、浮力を確保することができるということです」 鈴江アナウンサー 「水泳は習っていましたが、イカ泳ぎは習ったことない。泳げない、やったことない人でもできる?」 森アナウンサー 「難しそうだけど…浮きやすくなるんですね」 鈴江アナウンサー 「顔が水面から出やすくなるということですよね」