夏に増える水の事故 “6人に1人”溺れる……どんな人がどんな場面で?身を守るため“しない”ことは?『#みんなのギモン』
■水の事故が起こりやすい場面
山崎アナウンサー 「警察庁のまとめによりますと、2023年、1年間の水難事故による死者・行方不明者は743人にのぼりました。場所別でみますと半数近くが海(49.5%)。次いでおよそ3割が河川。そのほかは用水路やプールなどもありました」 「こちらの検証映像を見てください。水深は浅く流れも緩やかにみえる川です。川の中央付近は足首ほどの水深ですが、さらに進んで向こう岸にわたろうとすると…急に深くなって流されました」 「水中で撮影した映像を見ると、急に深くなり川底に足がつかなくなりました。川や海は地形などが影響し、見た目だけでは判断できない危険が潜んでいます」
■溺れやすさに男女差、その要因は?
山崎アナウンサー 「どんな人が溺れやすいのかデータもあります。19日のシンポジウムでわかったことから3つトピックをあげました」 1.女性より男性 2.7歳と14歳 3.25m以上泳げる 鈴江アナウンサー 「泳げる人の方が溺れやすい?」 山崎アナウンサー 「そうなんです。まず1つめ、海での要救助者の数をみてみますと女性と比べて男性がおよそ1.7倍となっています。要因の1つとして推測されているのが…飲酒です」 森アナウンサー 「なるほどね。海辺でバーベキューしていてちょっと海に入っていく人を見たことがあります。私は入りませんけど、海に入りたくなる気持ちはわからなくもない」
■飲酒後の遊泳経験あり男性17%
山崎アナウンサー 「飲酒後の遊泳経験があるかどうか調査したところ、女性が6%だったのに対して男性は17%でした。さらに、お酒を飲む飲まない関係なく、どんな気持ちで海に入るか。経験したことがある感情についての調査もあります。 「女性よりも男性の方が多い傾向にあったのがこちら。『泳げる友達と一緒にいるから泳ぎに自信はないけど大丈夫』『怖かったが誰かにかっこいいところを見せようとした』という意見もありました」 森アナウンサー 「絶対ダメです。見栄を張って命に危険を及ぼすなんて本当にもったいない」 山崎アナウンサー 「背伸びをしないというのも大切ですね」