大坂なおみ、世界60位にチャンス与えず完勝で16強!次戦は世界6位ガウフと対決「いいテストになる」[チャイナ・オープン]【テニス】
大坂なおみ、WTA1000ローマ以来の3連勝で16強
9月30日、「チャイナ・オープン」(中国・北京/WTA1000)シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク73位)は、ケイティー・ヴォリネッツ(アメリカ/同60位)を6-3、6-2で下して、5月以来の3連勝で16強入りを果たした。 【動画】大坂なおみらしいパワフルなショット&マッチハイライト 前回の2019年大会でツアー5勝目を挙げている26歳の大坂は、同大会5年ぶりの出場。今大会直前には、グランドスラムを23度制したセリーナ・ウイリアムズの元コーチであるパトリック・ムラトグルー氏をチームに招へいし、新体制で臨んでいる。 1回戦でルシア・ブロンゼッティ(イタリア/同77位)に6-3、6-2で快勝。2回戦では、ユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同32位)に3-6、6-4、6-2と、2年半ぶりに逆転勝ちした大坂は、3回戦で世界60位のヴォリネッツとの対戦した。 第1セットの立ち上がり、大坂は相手のミスを引き出して最初のサービスゲームを破ると、自慢の攻撃力が増す。サーブで崩して、浅くなったボールを逃さずアタック。ブレークポイントを握られることなく6-3でセットを奪う。 第2セットでもリターンゲームでプレッシャーをかけ続ける大坂。元世界1位の圧力を受けるヴォリネッツにたまらずアンフォーストエラーが続くと、第3、第5ゲームでリードを広げて6-2。結局、最後までピンチを迎えることなく完勝と、5月のWTA1000ローマ以来の3連勝でベスト16入りを決めた。 WTA公式サイトには大坂のコメントが掲載。「最初からアグレッシブにいこうと思っていた。自分のアンフォーストエラーを気にせず、彼女の動きを止めないようにすることが大事だと思った」と語っている。 4回戦の相手は、直接対決で2勝2敗となっており、2022年8月以来の対戦となるココ・ガウフ(アメリカ/同6位)。「私にとっては、いいテストになる。彼女は今年、いいプレーをしている。試合をするのが楽しみだし、みんなが試合を見るのを楽しみにしているのも知っている」と述べた。
Tennis Classic 編集部