F1アメリカGP表彰式で「ミニタイヤ」が授与された真相!「ミッキーマウスの耳」「ベアブリック」に酷似の指摘で急遽“プランB”に切り替え!
F1アメリカGP主催者とレーススポンサーのピレリは、F1優勝者に斬新なデザイントロフィーを贈る計画を急遽撤回しなければならなかった。 ■デザイナーが製作したトロフィーに苦情 ピレリが依頼し、イタリアのデザイナー、マッテオ・マキアヴェッリがデザイン・製作した『Heroo』という愛称が付けられたトロフィーは、アメリカGPの数日前の15日に大々的に発表され、多くの注目を集めた。 しかし、このトロフィーは、一部の人には「レゴのフィギュア」にフランスの電子音楽デュオ「ダフト・パンク」風のヘルメットと「ミッキーマウスの耳」をつけたように見えると言われていた。 ■ミニチュア版ピレリタイヤを授与 最終的に、優勝者のシャルル・ルクレールにはより標準的なトロフィーが授与され、2位のカルロス・サインツ(フェラーリ)と3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にはポールシッターに贈られるミニチュア版ピレリタイヤのレプリカが贈られた。 コンストラクターのフェラーリには「赤いソフトタイヤ」、2位のサインツには「黄色いミディアムタイヤ」、3位のフェルスタッペンには「白いハードタイヤ」が贈られた。 ■なぜ撤回した? 『コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)』の記者ダニエレ・スパリスチによると、「トロフィーを撤回するという決定は、ピレリがF1と協議した結果、法的な争いを避けるために下されたものだった」という。 「『Heroo』がすでに市場で有名なデザイナーズ・アート・トイ『ベアブリック(BE@RBRICK)』にあまりにも似すぎていると指摘されたため、訴訟を避けるための措置だった」。 「苦情が寄せられた後、ピレリは主催者と迅速に合意し、速やかにプランBを実行し、影響を回避した。」 ※編集部注)『ベアブリック(BE@RBRICK)』:日本のメディコム・トイ社がテディベア生誕100周年を記念して開発したクマ型のブロックフィギュア。