【加藤ローサさん(39)】 夫・松井大輔さんとのドラマみたいな出会い、そして結婚生活「うちの夫は…」|STORY
結婚願望はいっさいなかった
フランスにいるときはあんなに毎日一緒にいる感覚だったのに、日本に帰ってくるとめっちゃ遊ぶ。こんな扱いしてくる人、ダメでしょう?お腹に大切な命が宿ったとき、私は1人で育てようと思っていたんです。そもそも祖父母も父母も離婚経験者で、そんな母に大切に育ててもらって、別に父親がいなくても幸せは得られるってわかっていましたから。夫から何度かプロポーズされましたが、迷っていて…そんなとき、女優友達からの「女優はね、離婚してからがスタートだし、箔がつくよ」という言葉に触発されて、そっか、すぐ離婚すればいっかー、そんな気持ちで入籍に至りました。そして結婚してすぐに彼のいるフランスへ飛び立ったのです。
精神的にも鍛えられた海外生活
不思議ですよね。日本にいると私は外国人扱いで、フランスに行っても外国人。でも海外生活で芸能人の“加藤ローサ”という存在から離れたことで、0歳児みたいな気持ちで新しい自分の人生のスタートを切った感じがしました。フランスでは人種差別的なものも多少はあったのですが、子育てにはいい環境でしたよ。夫についてフランスからブルガリア、ポーランドまで、移動が多かったからか、自分たちに最低限必要なものや優先順位はわかるようになったし、たくましさ…生きる力がついたような気もします。夫婦の関係も、共に生活するうちに変化していきました。お互いに気持ちよく住めるようにルールを変えたり…いろんな学びがあって、今となってはあの時結婚してよかったなーと思ったりも。
ワンコな夫の可愛さがズルい
私が1人でキレるってことはありますが、喧嘩はある程度、投げたボールが返ってこないと発生しないもの。たいがい私が「なんで家族のために動いているのにこんなことするの?」という流れですし、イラッとしてたまに無視とかはあっても言い合いはないです。結婚して13年、夫婦喧嘩をしたことないですね。夫は言うなればワンコ? たまに怒られてクーン…となると、もうしょうがないわね、みたいにこちらはなっちゃうし、かわいさがズルいんです。「おはよう~」って朝出てきたらパジャマが裏表で前後ろ逆とか(爆)。お菓子を袋ごとテーブルの上に置いておくと、「誰だこんなところに食べ物置いたのは」と怒りながらムシャムシャ食べているんです!止まらないから速攻片付けないといけない(笑)。食べ物が目の前にあると全部食べてしまうし、早食いですし。結婚当初、星つきレストランに2人で行ってお料理に3時間はかかるはずが50分くらいで出たこともあります。懐石やフレンチも行くと最初に言うのが「ジャンジャン出してください」……すごく迷惑ですよね(笑)。なんでもペロって食べちゃうんです。だから「ワンコ用の早食い防止のお皿買ってあげようか?」ってよくネタで言っています。