北部、警報級大雨の恐れ 豪雨1週間 土砂災害、浸水に警戒 沖縄
9日から10日にかけて本島北部で起きた豪雨災害から、16日で1週間となった。国頭、大宜味、東の3村の被災地では災害復旧が急ピッチで進むが、同日の沖縄本島地方は、台風周辺の湿った空気や気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり、警報級の大雨となる恐れがある。北部地域では、多い所で1時間に30ミリと、バケツをひっくり返したような激しい雨が降る可能性もあり、沖縄気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けている。 【図でみる】予想される雨量(16日)
9日未明の線状降水帯発生から10日にかけての北部豪雨は道路の寸断や崖崩れなど国頭3村を中心に甚大な被害を及ぼした。 15日に県庁で開かれた県災害対策本部会議で玉城デニー知事は「縦割り意識や受け身の姿勢を排除し、北部地域の一日も早い復旧に向け能動的・積極的に連携して応急対策に取り組むこと」などと指示した。 さらに玉城知事は、被災した住民が損害保険の適用などの支援を受けるには市町村への被害申告が大事だとして「被害状況が分かる写真の確認が必要な場合がある」と述べ、積極的な撮影を呼び掛けた。
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