窓を多用して閉塞感をなくした わずか一畳半のヴィンテージ小屋|小さな秘密基地
■一畳半のスペースに広がる 閉塞感のない秘密基地 ●埼玉県/石川邸(※その他の写真は【関連画像】を参照) 【関連画像】窓を多用して閉塞感をなくした わずか一畳半のヴィンテージ小屋|小さな秘密基地 開放的な吹き抜けのリビングの脇にある階段を上り、最初のドアを開けると現れるのが石川拓哉さんのミニ書斎。 広々としたリビングとは対照的にわずか一畳半しかない空間だが、一人の時間がつくれる部屋が欲しかった石川さんにとって、ここはまさに自分だけの隠れ家なのだ。 狭いながらも、いろんなこだわりが詰まっているそうだが、一番のポイントがベッドルームとの間にある室内窓。 「一畳半の狭い空間ですが、なるべく閉塞感は出したくなかったんです。そこで空調を隣のベッドルームから引き込むために、室内窓を設置することにしました」 インスタグラムで前から気になっていた、上げ下げするタイプの室内窓を工務店に相談したところ、職人魂に火が点いたのか、「やってみましょう」との回答が。 完成した木製の窓は、まるで電車窓のような風体で、ヴィンテージ好きな石川さんのハートを一瞬で掴んだそうだ。 この窓の効果は絶大で、猛暑だった昨年の夏もベッドルームのエアコンをつければ快適に仕事ができたという。 もう一つのこだわりポイントは、造り付けのL字型デスク。 仕事柄、パソコンを開きながら書き物をすることが多いという石川さん。二面に連なった長いデスクは大いに重宝している。 またデスクの下に棚が設置されていて、仕事に必要な本や、ちょっとした小物を置くことができる。 「今後は好みの布を窓に付けたり、ヴィンテージの小物を置いて隠れ家を育てていきたいです。カギを付けるかは検討中です(笑)」 ■●秘密基地造りの3箇条 1,明かり取りの窓で閉塞感をなくす。 2,空調は隣の部屋から取り込む。 3,机の下に棚を置いてスペース節約。 ■●Owner’s voice 一畳半しかないのに、こんな書斎が実現するとは思ってなかったです。S.Factoryさんに感謝してます。 【取材協力】 S.Factory 埼玉県秩父市下影森722-6 0494-22-3009 文/小畑彰弘