岡慎之助、名前の由来、巨人・阿部監督との対面は「団体の時より圧倒的に緊張。しゃべれなかった」新たに決意「体操も野球のように満席に」
「巨人-中日」(25日、東京ドーム) パリ五輪の体操男子で3冠に輝いた岡慎之助と団体総合で金メダルに貢献した杉野正尭(ともに徳洲会)が、セレモニアルピッチに登場した。岡がマウンドに立ち、杉野が打席に。岡は振りかぶって、外角に見事なノーバンストライク投球を披露。杉野は豪快な空振りで沸かせた。岡は拳を握ってガッツポーズした。 【写真】名前の由来となった阿部慎之助監督と笑顔のショット 岡の名前の慎之助は、父が、巨人・阿部慎之助(現監督)のファンだったことから「スーパースターになってほしい」との願いで名付けられた。試合前には阿部監督とも対面を果たし、始球式後、岡は「言葉が出なかった。すごい圧で。緊張でしゃべれなかった。(団体の時とどっちが緊張?)圧倒的にきょうです」と振り返り、父も一緒にきていたが「お父さんもしゃべれてなかったです」と笑った。 対面を終えて改めて「スーパースターになってほしいっていうこの名前をつけられて、自分もそうなれたし、阿部監督もそうだったんで、それをもっと超えていきたいなと思ってます」と、決意。東京ドームの雰囲気に「本当に野球のようにこれくらい席が満席になってほしい。この五輪で体操を好きになった方もいると思うので、またぜひ会場に足を運んでいただいて、体操のことを見てほしいなと思います」と、うなずいた。 パリ五輪での体操団体のように逆転優勝を狙う巨人に向けて、必要なことを問われると、岡、杉野とも「諦めないこと」と口をそろえた。