【オートレース】森且行、優勝戦は2着…3年8か月ぶりV届かず~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は3日、埼玉県川口オートレース場での開催最終日第12R「優勝戦」に出走。40メートルラインに7人が横並びするレアなハンデ番組の2枠から好ダッシュを決めて、2番手へ。軽快な足取りで前を追ったが、道中で加賀谷建明にインをえぐられて、最後は2着でゴール線を通過した。今年5度目の優勝戦進出だったが、またも惜しいところで久々のV達成はならなかった。 ロッカーへ戻ってきた森は、悔しさとやり切った表情を浮かべながら、惜敗を語った。「あ~っ、悔し~い~。いやあ、一杯になっちゃいましたね。疲れたよお~。自分もみんなより悪くはなかったんだけれど、カガヤには負けちゃいました。う~ん、きっといいタイヤを履いていったんでしょうね。僕はこのタイヤを使って、6回走ってぜ~んぶ2着だよ(苦笑い)。誰かにやられるかもと思っていましたが、やっぱりカガヤかあ。抜かれた後も諦めてはいないんだけれどね…」 40メートルの最インに配されたのは「選手になってから初めてだよ」と話したように、経験のない位置からの発進には手を尽くし切ったという。「全部で8回もスタート練習しましたからね(苦笑い)。やっぱりもっといいタイヤを思い切って使っていっても良かったかもね。その辺りはカガヤに気持ちで負けたなあ。メンタルだよね」 それでも、エンジン状態は依然として水準以上の状態にはあり、次回の地元G1「第48回キューポラ杯」(7月11~15日)への展望は暗くない。「そうだな、ぜひ記念レースの優勝戦に乗ってみたいね! 頑張りますよ! というか、昨日まで取材に来ていなかったでしょ。ずっといい状態だったんだけれどさ、さっき、いきなり見かけたので、イヤ~な予感がしたんだよ(笑い)。取材に来るから勝てないのかもしれないね。もう、疫病神なんじゃないの~。キューポラ杯はリモート取材でいいよ~。はははっ」 森さんが奮闘するところ、勝利してスマイルを爆発させるところ、栄冠を摑んで感極まるところ、すべてを読者とファンに伝える決意です。森さんのこん身ワークでライバルも疫病神もすべて打倒してください。心より楽しみにしています。きっと、Vを決めます。近いうちに必ず。
報知新聞社