【巨人】ヤクルトに10得点大勝 戸郷7回途中3失点で通算50勝達成!今季7勝目 初回一挙4点 岸田3号3ランなど3安打6打点の大暴れ
■プロ野球 ヤクルト 3-10 巨人 (5日 神宮) 巨人はヤクルトに15安打で今季2度目の2ケタ10得点の大勝で37勝35敗5分とした。 試合は相手先発・小川に対し、初回丸、吉川、ヘルナンデスの3連打で先制するなど4安打で4得点。その後も得点を重ねると、9回には岸田が3号3ランを放ち10得点。一方先発の戸郷は2回に中村の適時打、6回に山田に6号ソロを浴びるも6回まで2失点の粘投。しかし7回にピンチを招き途中降板、代わった中川が適時打を浴びるも勝利投手の権利を得る。その後はケラー、バルドナード、船迫とつなぎリードを守り切った。 戸郷は今季7勝目(4敗)を挙げ、高卒6年目・24歳で通算50勝を達成。ルーキーイヤーの2019年9月27日DeNA戦(東京ドーム)でプロ初勝利を挙げてから、通算111試合目での達成と菅野(109試合)に次ぐ球団歴代9位のスピードで達成となった。 スタメンは1番ライト・丸、2番セカンド・吉川、3番センター・ヘルナンデス、4番サード・岡本和、5番ファースト・大城卓、6番レフト・立岡、7番キャッチャー・岸田、8番ショート・泉口、9番ピッチャー・戸郷のオーダーを組んだ。 先発の戸郷は今季15度目の登板、ここまで6勝4敗、リーグ8位・防御率1.98。前回の6月28日・広島戦(東京ドーム)は7回を3安打1失点(自責1)で勝ち負けつかず。今季のヤクルト戦は3度目、1勝1敗、防御率2.08。 相手先発・小川泰弘に対し、初回は丸、吉川の連打で一、三塁からヘルナンデスが中前適時打を放ち1-0。さらに岡本和が四球で無死満塁となり、大城卓は投ゴロでホームアウトも、立岡の二ゴロ間、岸田の左前2点適時打で追加点を挙げ4-0と大量リード。 戸郷の立ち上がりは1死から丸山和に左中間への二塁打を浴びるも、山田を二ゴロ、村上を空振り三振に抑える。しかし2回に先頭のサンタナにレフト線へ二塁打を浴びると、2死三塁から8番・中村に右中間への適時打を浴び4-1。 2回は無得点も、打線は3回に1死から大城卓がライトへ二塁打、立岡が中前安打で一、三塁。ここで岸田がセンターへ犠飛を放ち5-1。 戸郷は3回に先頭の西川に中前安打を打たれるも、後続を打ち取る。さらに4回を三者凡退と追加点は許さず。 5回の攻撃は3番からの好打順で、1死から岡本和が三塁線を破る二塁打を放つも、大城卓が空振り三振、立岡が遊ゴロと凡退。 戸郷は5回は2死から西川に2打席連続安打を浴びるも、丸山和を左飛に抑える。6回はクリーンナップに対し、先頭の山田にレフトスタンドへ6号ソロを浴び5-2。 直後の7回の攻撃は2番手・石山に対し、先頭の丸がライトスタンドへ6号ソロを放ち6-2。さらに1死からヘルナンデスが二塁打、2死二塁となり、大城卓が左前適時打を放ち7-2と追加点。 戸郷は7回は1死から中村に左前安打、増田に四球を与えたところで2番手・中川に交代。しかし中川は西川に中前適時打を浴び7-3。なおも1死一、二塁で続く代打・西田は中飛に抑えたところで、3番手・ケラーに交代。ケラーは山田を空振り三振に抑え火消しに成功。 戸郷は7回途中109球7安打3奪三振1四球3失点で通算50勝目、今季7勝目の権利を得て降板となった。 8回の攻撃は先頭の岸田が右前安打も盗塁失敗。続く泉口はライト線へ二塁打を放つも、代打・長野が見逃し三振など得点奪えず。9回はヘルナンデス、門脇の安打などで2死一、二塁から岸田がレフトスタンドへ3号3ランを放ち10-3。岸田はこの試合3安打6打点と大活躍。 8回裏は4番手・バルドナードが村上を空振り三振、代打・赤羽に四球も、長岡を遊ゴロ併殺打に抑える。9回は船迫がリードを守り切りゲームセット。