東北電力・女川原子力発電所2号機が26日夕方、営業運転を始めました。東日本大震災の被災地にある原発としては初の営業運転再開となります。 【写真を見る】【速報】東北電力・女川原発2号機「営業運転再開」東日本大震災の被災地で初 女川原子力発電所では、26日昼頃、敷地内から白い蒸気のようなものが吹き出す様子が見られましたが、東北電力によりますと「計画的な作業の一つでトラブルではない」と説明しています。 女川原発2号機では26日、設備の最終検査が終了し、原子力規制委員会による確認を経て、阿部正信所長に「使用前確認証」が交付されました。 女川原発2号機は今年10月、東日本大震災の発生以来およそ13年半ぶりに再稼働しました。その後、原子炉を計画的に停止して設備を点検、12月5日に原子炉を再び起動して、26日午後4時に、営業運転を始めました。 女川原子力発電所 阿部正信所長: 「安全確保を大前提に、安定運転を進めエネルギーの安定供給とカーボンニュートラルの実現に向けて貢献していきたい。引き続き、わかりやすく丁寧な情報発信に努め、地域の皆様からより信頼していただける発電所をつくっていきたい」 女川原発2号機は、震災で事故を起こした福島第一原発と同じタイプの原子炉で、被災地の原発としては初の営業運転再開となります。