「パスが8割」「今まで取れてなかった分、取らないと」今季2点目の三笘薫が取材記者に語った本音。31歳指揮官の下で躍進するチームにも手応え「勝負強くなってきている」【現地発】
「彼はしっかりと僕の動きを見てくれる」
11月23日に行われた敵地のボーンマス戦で、三笘薫が待望の今季2点目を決めた。1点リードして迎えた49分、その瞬間は突如として訪れた。 【動画】圧巻の動き出しから正確なショット! 三笘薫の鮮やかなダイレクト弾 ファイナルサードで展開されたジョルジニオ・リュテール、ジョアン・ペドロ、ダニー・ウェルベックの短いパス交換から、最後はペドロが絶妙のタイミングと完璧な強さのスルーパスをボックス内に送り込む。すると敵の右SBアダム・スミスの裏を突いた三笘が、これまたドンピシャの飛び出しから、右足のインサイドで鮮やかにゴール隅に流し込んだ。 「ちょっとオフサイドかなと思ってたんですけど、ギリギリのところで出ましたし、ペドロが素晴らしい...ゴールキーパーを見ながら余裕を持って蹴るだけのパスをくれたので。彼のおかげの得点かなと思っています」 「本当にパスが8割ぐらいのゴールだと思いますけど、練習からああいう形はやってできているんで。再現性のあるゴールというか、彼はしっかりと僕の動きを見てくれますし、パスが本当に良かったなと思ってますね」 ゴールの瞬間はチームメイトとともに大喜びをしたが、試合後の取材では後半のファーストタッチを見事に沈めた自身のことよりも、出し手となったブラジル代表の抜群のスルーパスを手放しで称賛し続けた。 さらにシュート場面について「最近点を取れていない中での絶好機だったが、打つ瞬間に緊張したりはしなかったか?」と質問を受け、「余裕はありましたし、ああいうシーンはやっぱり回数はできてるんで。流し込めばいいだけのゴールだった」と冷静な言葉が並んだ。 一方で、「でもああいうところを今まで決め切れてなかったんで、1個取れたのはよかったですけど、今まで取れてなかった分、これから取らないとなと思っています」と続け、今後の得点力アップを課題に挙げた。 “ストーム・バート”と呼ばれる嵐の影響により、週末の英国は暴風雨に襲われた。イングランド南部ボーンマスも同様の状況に陥り、激しい雨風の中で行われたこの試合。ブライトンは立ち上がりの4分にペドロが先制点を奪うことに成功する。しかしその後は、アンドニ・イラオラが志向するポジティブサッカーの中で進化を続けるボーンマスが主導権を握り、ホーム優勢で進んだ。 チームが押し込まれる中、前半の三笘も対峙したスミスのタイトなマークに苦しめられ、チャンスというチャンスは訪れなかった。一方で、広くピッチを使おうとするボーンマスのオフェンスをシーガルズ(ブライトンの愛称)イレブンはコンパクトに抑え込んで、失点を許さない。 定位置の左サイドハーフに入った三笘も守備に奔走する場面が増え、時に自陣まで戻って要所でパスカットをしたり、ボックス内でも頭で跳ね返すなどディフェンス面で貢献。「(スミスが)戦術的に高い位置を取っても僕が引いてしっかりとマンツーマンのところでやらせないとこは意識していた」と振り返った。
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