〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.79%高、独0.74%高(21日)
【ロンドン時事】21日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比64.20ポイント(0.79%)高の8149.27で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.74%高、フランスCAC40種指数は0.21%高、ストックス欧州600種指数は0.41%高だった。 ウクライナとロシアのミサイルの応酬で地政学的リスクが高まる中、供給懸念から原油価格が上昇し、エネルギー株の買いにつながった。前日発表された米半導体大手エヌビディアの決算内容を好感し、欧州のハイテク株もつれ高となった。 FTSEの構成銘柄では、医療・安全装置メーカーのハルマが5.72%高、保険大手ビーズリーが3.60%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが2.77%高と相場をけん引。一方、さえない通期業績予想を示した小売り大手JDスポーツ・ファッションが15.50%安と急落したほか、通信大手ボーダフォンは3.31%安、送電大手ナショナル・グリッドも1.89%安となった。 DAXでは、エネルギー大手シーメンス・エナジーが3.62%高、分子診断大手キアゲンが3.55%高、ハノーバー再保険が2.55%高と買われた半面、化学品商社ブレンタークは2.26%安、高級車メーカーのポルシェは1.92%安、自動車部品大手コンチネンタルは1.51%安で取引を終えた。