愛される日本のサッカー ダバディ氏「日本以上にフランスでは評価」 パリ五輪でのフランスは“ドリームチーム”
■フランス国民から期待される日本サッカー「日本以上にフランスで評価され、愛されている」
1998年のフランスW杯で初出場を果たした日本代表でしたが、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに3連敗。厳しい結果を突きつけられて初めてのW杯を終えると、日本国内では批判の声も高まっていました。しかし、フランスでの日本代表の印象は違っていたといいます。 ダバディ「フランスW杯から25年以上がたっていますが、日本は攻撃的で楽しいサッカーをするイメージで、特に2戦目のクロアチア戦でのサッカーは日本以上にフランスで評価されています。今もフランスでプレーする伊東純也選手や南野拓実選手など、日本のサッカーはフランスで愛されています」 フランスで期待されているという日本の「攻撃的で楽しいサッカー」ですが、W杯ではなくオリンピックだからこそ、そういったサッカーを、さらに見られる可能性があるといいます。 ダバディ「五輪は23歳以下ということもあり、青春の最後を楽しく仲間たちと経験するというか、初心に戻ってやりたいサッカーをできるような面があります。W杯での選手たちも全体的にそうなったら、もっと楽しく魅力的な大会になると思いますね(笑) パリ五輪では、久保建英選手の本当の遊び心が見られるかもしれませんし、日本代表の美しいサッカー、こだわりを披露して、フランスのファンを魅了して欲しいですね」
日本が初出場したフランスW杯は1998年。ダバディさんが通訳として戦ったシドニー五輪は2000年。オーバーエージを除きパリ五輪の選手は、この2つの大会の時には生まれていない2001年1月1日以降に生まれた選手たちが出場します。 日本がパリ五輪の舞台に立てるかどうかは、4、5月に行われるアジア最終予選で決まりますが、22日のU-23国際強化試合マリ戦では、エッフェル塔のあるパリで金メダルを掲げるためにしのぎを削る日本代表選手たちの魅力的なサッカーに注目です。