昨年“第1子”が誕生!ピアニスト反田恭平「やっぱり生まれてからがとても大変!」“育児ルーティン”も明かす
女優・ミュージシャンの松下奈緒がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko presents My Time My Story」(毎週土曜12:00~12:25)。月替わりでゲストをお迎えして、“願いが叶ったときのこと”や“達成したときの喜び”、“心躍る瞬間”について伺っていくプログラムです。2024年5月のマンスリーゲストは、ピアニストの反田恭平さん。この記事では「子どもと過ごす時間」について伺った5月11日(土)放送の模様を紹介します。
◆心躍る瞬間「子どもが生まれたとき&子どもと過ごす日々の時間」
松下:ともに「ショパンコンクール」にご出場されたピアニストの小林愛実さんとご結婚され、昨年にはお子さまも誕生されたとのことですが、反田さんにとって“お子さまの誕生”というのはどんな瞬間でしたか? 反田:まず(妻が妊娠中の)十月十日は、とても神秘的でしたね。お腹もだんだん大きくなってくるし、お腹のなかで(赤ちゃんが)動いているし……自分の体では想像ができないことが起きているわけで、その“生命の誕生”というところに、まず不思議さと神秘さを感じました。 松下:そうなんですね。 反田:それで、生まれる前も大変だったけれど、先輩方に言われていたのが「生まれてからが大変だよ」と。 松下:(笑) 反田:“いやいや、これ以上に大変なことがあるのかな?”と思っていたんですけど、やっぱり今がとても大変で。朝8時半に起きてミルクをあげる時間があって、ちょっと遊んで11時前くらいには離乳食の準備をして、そこからまたミルクをはさんで昼寝。自分としては、そこで(ピアノを)練習したいけれど、疲れてしまって自分も2時間くらい寝ちゃうんですよね(笑)。 松下:疲れますよね。 反田:それで子どもと一緒に起きて、またミルクをあげて、離乳食をあげて、そして、お風呂に入れて、寝かしつけるのが夜の9時~10時半。それから夜11時半ぐらいにやっと練習を始めるんですけど、数時間ぐらいやったら眠気がくるんですよ……お風呂に入った後なのでポカポカしてくるんですよね。 松下:良い感じにまったりしてくる時間ですよね(笑)。 反田:だから、子どもがいる環境になってから、必然的に音楽を聴く時間が増えましたね。新しい曲に取り組んだりするときに“とにかく聴く”ということが増えました。 松下:今までは“とにかく弾く”ということから? 反田:移動中もよく聴いたりしていましたが、(子育てをしていると)ピアノに触れる時間が物理的に少なくなるので、より効率良く(練習するために)。 松下:耳から。 反田:そう、とにかく聴いて大枠をキャッチしてから譜面を見て……ということもありますね。 松下:じゃあ、練習の方法がまったく変わった感じですか? 反田:もちろんスコア(楽譜)が第一ですが、特定の音源ばかりを聴いているわけではなく、いろいろな演奏を聴いたりして“臨機応変にやっている”というのが現状ですね。 松下:今の生活は想像していました? 反田:いやぁ……思っていた以上でしたね(笑)。本当に今“世の中のパパ・ママさんはすごい!”と実感しています。でも、ありがたいことに(2人とも子どもの面倒を見られないときは)家族、おじいちゃんおばあちゃんに預かってもらったりもしていますし、ツアーに入ってしまうと(子どもと)数日間は一緒にいられなくなることもあるので、一緒にいられる時間は大切にしたいと思っています。 それでも、この1年は海外のコンサートもあり(日本と海外の)行き来が続くような感じなんですけど、ウィーン(オーストリア)にも家があるので、子どもが長距離の飛行機に乗れるようになったら、家族で移住したいなと思っています。 松下:お子さんに生演奏を聴かせてあげたりもされているんですか? 反田:していますね。(子どもとは)トイピアノで遊んでいるんですけれども、(家に本物の)ピアノもあるので(弾いて)聴かせたりすると、一緒に弾いてくれたりするんですよね。それでパパもミニリサイタルをやっちゃうので(笑)。 松下:パパもママもできちゃいますからね(笑)。 反田:そうそう(笑)。妻にはすごく感謝しています。 (TOKYO FM「Grand Seiko presents My Time My Story」2024年5月11日(土)放送より)