インテル&ミランの主力は今季の“サプライズ”?伊解説陣が激論!「スタッツはサプライズだがパフォーマンスは…」「選手として完全なレベル」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオOBで元イタリア代表MFのマルコ・パローロ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が、ミランのMFクリスティアン・プリシッチとインテルのMFニコロ・バレッラについて評価を下した。 【動画】まさかここから...驚愕の超ロング弾!【ディマルコ(インテル)】
首位インテルがスクデット争いを優位に進める中、DF長友佑都のチェゼーナ時代の元同僚マルコ・パローロ氏や元ミランMFリッカルド・モントリーヴォ氏ら解説陣が『ダゾーン・イタリア』の「Tutti Bravi dal Divano」に出演。首位インテルのMFニコロ・バレッラと3位ミランのMFクリスティアン・プリシッチについて、“サプライズ”、“標準”、“期待外れ”の3つのカテゴリーを基準として見解を示した。
昨夏のミランの補強プリシッチ
パローロ氏は、昨夏にミランへ加入したプリシッチについて、「最初は“サプライズ”だったが、現在は“標準”になった」と主張。「これほど決定的で強いインパクトをセリエAで残すとは思っていなかった」と語り、開幕直後のパフォーマンスを評価した。 だが、現役時代にユヴェントスやミランなどでプレーしたアレッサンドロ・マトリ氏はこれに反論した。 「スタッツはサプライズかもしれないが、パフォーマンス自体は印象に残るものではなかった。彼はもともと重要な選手として加入したのだからね。“サプライズ”とは異なる。足りないものはあったかもしれないが、ドルトムントやチェルシーでのプレー経験もあり、すでにクオリティを証明していた確かな戦力だったはずだ。それにスタッツが彼のパフォーマンスを隠しているように思う。彼は試合をそれほど決定づけることができる選手ではない」 元スイス代表MFのヴァロン・ベラーミ氏は、プレーのリズムに関して物足りなさを感じており、過去の実績も踏まえて“標準”と位置付けた。 「彼にはもっと多くを期待していた。もともと左サイドの選手だったうえ、10番タイプで固定せずに動き回るのを好むため、右サイドでのプレーに苦戦しているのかもしれない。右に固定するのはもったいない。彼は間違いなく価値のある選手であるだけに、現在のパフォーマンスは“標準”だと考える」 ミランOBのモントリーヴォ氏は、古巣のアメリカ代表MFにやや厳しい評価を下している。 「私も“標準”だが、“標準の下”だと考えている。私は彼がもっとリーグ戦を動かせる選手になると想像していた。ミランが彼を中心に置き続けるべきではあるが、もっと決定的な役割を担えると考えていた」
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