【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、元通訳の水原一平氏による違法賭博のスキャンダルに巻き込まれ、事件の被害者になった。しかし、試合には影響を及ぼさず、好パフォーマンスを披露。集中して野球に打ち込む大谷の姿を、米メディア『ファンサイド』が称賛している。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　大谷は今季、初ホームランを放つまでに41打席を要し、メジャー7年間で最も時間がかかった。しかし、その後は順調にホームランを積み重ね、12日（日本時間13日）のサンディエゴ・パドレス戦で松井秀喜氏の記録に並ぶ本塁打を放つ。そして、21日（同22日）のニューヨーク・メッツ戦で松井氏を超える日本人メジャー最多の第176号本塁打を放つと、23日（同24日）のワシントン・ナショナルズ戦では2戦連発のアーチを披露し、記録を177本に更新した。 　苦難を乗り越え、活躍を続ける大谷について、同メディアは「このスキャンダルは、関係者にとって特に厄介なものだった。それでもドジャースは大谷をずっと支持し、それが正しかったことが証明された。水原との関係が近かっただけに、大谷にとって衝撃的な事実だっただろう。この嵐を乗り切り、フィールドでの活躍に影響を及ぼさなかった大谷には、花束を贈る価値がある」と報じている。