インテル&ミランの主力は今季の“サプライズ”?伊解説陣が激論!「スタッツはサプライズだがパフォーマンスは…」「選手として完全なレベル」 | セリエA
インテルで5年目のバレッラ
続いて『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、インテルのMFニコロ・バレッラについて議論を行った。まずはパローロ氏が自身の考えを明かした。 「彼は継続性を示しているね。選手として完全なレベルまで到達したことが“サプライズ”だった。インパクトやフィジカル面、ピッチにおける支配力はヨーロッパレベルだ。チャンピオンズリーグ(UCL)でもプレーしていて、強くて高いレベルの選手だ」 「私は彼がこのレベルまで到達できるとは考えていなかった。彼がこれまでに見せてきたパフォーマンスは私にとってうれしい“サプライズ”だ。いまも成長を続けている。ただ、今シーズンのパフォーマンスに限れば、“標準の上”だろうか」 モントリーヴォ氏は、カリアリ時代のバレッラのパフォーマンスを振り返り、“サプライズ”ではないと主張する。 「私がミラン時代に対戦した時、すぐに『コイツは強い』と思ったよ。『本当に強い』ってね。彼は“サプライズ”ではない。ただ、あらゆるチームでレギュラーになれるかどうかは分からない。たとえ出場できても、ヨーロッパのあらゆるチームでインテルと同じ重みを持てるレベルかというと、そうは思えない」 次に発言したマトリ氏は、昨夏にインテルへ加入したダヴィデ・フラッテージと比較しつつ、“標準”との評価を下した。 「“標準”だね。バレッラは今シーズン、周りに助けられた部分もあったように思う。インテルの“サプライズ”はフラッテージだ。彼は破壊的なインパクトを残したからね。私はフラッテージと競争させた時のバレッラの反応を見てみたい」 「確かにバレッラは極めて強い選手だ。私自身も彼がワールドクラスの選手に成長するとは思っていなかった。ただ、今シーズン、精彩を欠いていた時期に、批判されないように彼を守り、復調させた(シモーネ)インザーギが素晴らしかった。繰り返すがインテルの“サプライズ”はフラッテージだ」
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