米中国防相会談、米の責任で実現せず 台湾政策が要因=中国報道官
[北京 21日 ロイター] - 中国国防省は、今週ラオスで開催されている国防相会議で、中国の董軍国防相が米国のオースティン国防長官との会談を拒否したことについて、台湾に関する米国の立場が原因であることを改めて示した。 中国の董軍国防相は、今週の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス国防相会議開催に伴う米国からの会談要請を拒否した。米国当局者が20日、明らかにした。 中国国防省の報道官は21日の声明で、「米国側は、台湾問題で中国の核心的利益に損害を与えながら、何事もなかったかのように中国軍と関わることはできない」と非難。 会談が実現しなかったのは「責任は完全に米国にある」とし、米国に対し「直ちに誤りを正す」とともに、両軍のハイレベルの交流に有利な状況整備に努めるよう要請した。