ウクライナ当局「速度はマッハ11で6弾頭」 ロシア新型ミサイル
ウクライナ国防省の情報総局は22日、前日にロシアが発射した新型ミサイルについて、発射から落下までの時間は15分だったと発表した。速度は最終的に、マッハ11に到達していたという。 ウクライナ空軍が当初、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」と発表していたこのミサイルは、ロシア南部アストラハン州から900キロ前後離れたウクライナ中部ドニプロに向けて発射された。 情報総局の今回の発表は、ICBMかは言及していない。弾道は六つあり、それぞれの弾頭には六つの子爆弾がついていた。首都モスクワや南部ボルゴグラードなどにある複数の企業が開発に関与したという。 今回使われたのは「おそらく『ケドル』というミサイルシステムだ」とし、2023年10月と24年6月にアストラハン州でテストが実施されていたという。ロシア国営タス通信は21年4月、ケドルについて「新世代の大陸間弾道ミサイル(ICBM)」と報じている。(ロンドン=藤原学思)
朝日新聞社