船井電機会長「大変不満」 破産への即時抗告、高裁が却下
船井電機(大阪府大東市)への破産手続き開始決定の取り消しを求めて東京高裁に即時抗告していた原田義昭会長は27日、時事通信の取材に応じた。 原田氏は高裁が26日付で抗告を却下したと明かした上で、「大変不満が残る」と語った。 東京高裁は却下の理由について「取締役の地位にあることに疑義があることは否定しがたい」と指摘。即時抗告できる立場ではなかったとの見解とみられる。同氏は今月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しており、今後も経営再建を目指す考えを明らかにした。