「最終的な夢はいつも持っている」韓国の新星・21歳の金倒永 3発10打点もプレミア12敗退に「残念」
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」でオープニングラウンド敗退が決まった韓国の中で意地を見せた金倒永(キム・ドヨン)外野手(21)が最終的な夢について語った。 韓国はグループBで日本、台湾に敗れ3勝2敗で予選敗退が決定。ただ、その中でもキム・ドヨンはキューバ戦でモイネロから満塁本塁打を放つなど5試合で17打数7安打、3本塁打、10打点と国際舞台でも通用する打力を示した。 19日に韓国に帰国した代表チームは空港でメディアの取材に対応。韓国メディア「スポーツ朝鮮」は取材に応じたキム・ドヨンのコメントを報じた。 キム・ドヨンは今大会について「残念な気持ちが大きい」と個人の成績よりもチームとしての予選敗退を悔しがった。4打数無安打に終わった日本戦を振り返り「日本はあまりにも強いチームだと知っていた」としつつも「再戦すれば勝つ自分がいる」とリベンジに燃えた。 韓国代表は26年のWBC、28年のロス五輪に向けて世代交代を進めており、21歳の新星キム・ドヨンはより中心打者となる可能性が高い。 WBCについて「国際大会の中で最大の大会だ。幼い頃から行ってみたかった。もし出場できれば、必ず良い成績を出したい」と意気込んだ。 また、「最終的な夢はいつも持っている。私が(世界の舞台で)どのくらい通じるかという疑問を調べるきっかけになった。まだ、足りないことだらけ」とも語った。メジャー挑戦など具体的な言葉は口にしなかったものの野球選手として将来的には世界の舞台での活躍を目指しているようだ。 韓国プロ野球(KBO)で今季、打率347、38本塁打、40盗塁でトリプルスリーを達成した若きスター。KBOではポスティングシステムは入団から7年以上の選手と規定が設けられているため、メジャー挑戦は早くても25歳シーズンの28年となる。