10日間、会話もスマホも禁止!「ヴィパッサナー瞑想」をやってみた
ウェルネスコンシャスなライフスタイルが読者から人気を集めているモデル・アレクサ(@alexa_luczak)。向上心が高く、勉強熱心で、常に新しいことにチャレンジしている彼女が、今回は10日間のヴィパッサナー瞑想に参加。その様子をリポートしてくれた(以下・「」内アレクサ)。 「ヴィパッサナーは、自己観察による自己変革の方法のことを言うの。この観察に基づく、自己探求の旅が、心の汚濁を溶かし、愛と慈悲に満ちたバランスの取れた心をもたらすのよ。今回は10日間に及ぶ瞑想のルールと、私がそこで体験したことを伝えるわね」 リポートしてくれたのは:アレクサ モデル 日本とハワイを拠点に活動するモデル。両親ともにポーランド人で、ポーランド語・英語・日本語を話すトリリンガル。抜群のプロポーションと明るい性格で注目を集め、最近はフィットネスを日々の習慣としたライフスタイルや、ハワイでのナチュラルな過ごし方が同世代の女性から共感・人気を得ている。
1.喋ってはいけない
「リトリートで一番重要で、難しいルールね。必要なとき以外は、周りの人とコミュニケーションをとってはいけないの。私は10人以上の女性と一緒に寮に滞在したけど、リトリート中、誰一人、一言も話さなかったわ。食事のとき、いつも私のお皿をじっと見つめる若い女の子がいたの。スプーン5杯分のゴマのふりかけを混ぜた私のご飯が変に見えたのは分かるわ。 彼女がずっと見つめてくるから、私は変な食べ方をしていることを恥ずかしく思ったわ。『もしかしたら彼女は、私が日本食を軽視していると思っているのかな?』『寿司を変な食べ方をすると、板前さんがいやな顔をするのと同じようなものよね......。』など、頭の中を色々な考えが巡り、私はできるだけ彼女からお皿を遠ざけていたわ。 リトリートの最終日で、やっとみんなが話せるようになるの。私がいつものように自分のお皿を取ったとき、その女の子はが私に英語で話しかけてきたの。彼女はベトナム出身で、私がゴマを食べている姿を見て食べたいと思ったみたい。 私は、自分の思い込みと相手の考えが全然違うことにとても驚き、このような否定的な思い込みをするのは愚かなことだと感じたわ。“思い込み”は、自分自身の視点や価値観をその状況に植え付けることだと気づいたの。常に注意深く判断をくだすことの重要さを感じたわ」