【若駒ピカイチ】ジョスラン強みは切れる脚 クラシック路線に乗れる 全兄にGⅠ3勝エフフォーリア
◆ジョスラン(21日、中山新馬、芝1800メートル)=美・鹿戸、父エピファネイア、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライ 《戦評》スタートはひと息だったが、ダッシュを利かせて先頭グループへ。2コーナー過ぎにリードを奪うと、1000メートル通過1分5秒0のマイペースに持ち込み、まんまと押し切った。全体時計は目立たないが、逃げて上がり3ハロンを加速ラップにまとめた点は評価できる。 《血統》牝系からはヒシアマゾンやアドマイヤムーンなどの活躍馬。全兄に有馬記念などGⅠ3勝を挙げたエフフォーリア、半姉に桜花賞3着のペリファーニア(父モーリス)を持ち、ファミリーの活力は健在だ。気性に難しさを抱える一族だが、クラシックに抜群の適性を示す。 《将来性》「このきょうだいにしては切れる脚がありますし、先々が楽しみです」と横山武騎手。ポテンシャルを持て余すことなく発揮できるようになれば、クラシック路線に乗ってくるだろう。スケールは大きい。(山口遥暉)