マリンピア神戸、売上高1.5倍狙う 26日に再オープン 人工ラグーンで体験型イベント充実
大型商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」(神戸市垂水区)が26日に再オープンするのを前に、運営する三井不動産(東京)が22日、直前内覧会を開いた。人工ラグーン(外海から隔てられた水域)の周囲でレジャー体験を提供し、売上高を建て替え前の1・5倍超に伸ばす計画も明らかにした。 【写真】関西のアウトレットで初の出店となる「メルセデス・ベンツ」の店舗 ■関西初の「ベンツ」、「カプコン」はガチャ450台以上 同社は体験型イベントの充実により、大阪周辺の消費者やインバウンド(訪日客)の集客を図り、年間700万~1千万人の来客を計画する。年間売上高は建て替え前の170億円から270億~300億円に伸ばす、としている。 具体的には、1万平方メートルのラグーンでカヌーなどの水上レジャーを企画するほか、砂浜(約3600平方メートル)ではビーチバレーやヨガのイベントなどを開き、その近くでポトマック(神戸市中央区)がレストランと喫茶店、バーベキュー施設を開設する。ラグーンではこの日、カヌー選手でリオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽根田卓也さんが水上レジャーを実演した。 施設全体で145店舗あり、建て替え前から15店増。国内や関西のアウトレットで初となる店舗もあり、関西初の「メルセデス・ベンツ」では、認定中古車約30台を展示販売。国内初の「カプコン」の店舗では、インバウンドに人気のカプセルトイ(ガチャガチャ)450台以上をそろえた。 26日は午前8時50分からオープニング式典があり、サッカー男子の元日本代表、槙野智章さんと香川真司選手が参加する。式典は一般観覧できる。(広岡磨璃)