叔父の死体遺棄容疑で逮捕の自衛隊員を再逮捕
去年12月、福岡県柳川市の住宅に叔父の遺体を放置したとして逮捕された58歳の陸上自衛隊員の男が、叔父の銀行口座から現金を不正にだまし取っていたとして2日、再逮捕されました。 有印私文書偽造、詐欺などの疑いで再逮捕されたのは、久留米市にある陸上自衛隊前川原駐屯地の防衛技官・古賀雄二容疑者(58)です。 警察によりますと、古賀容疑者は昨年8月、柳川市内の金融機関で、70代の叔父が死亡していたにも関わらず、生きているように装い、叔父の印鑑を利用して払戻請求書を1通偽造し、現金18万円を不正に引き出した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、古賀容疑者は容疑を認めていて、「お金に困っていた」「飲食代やガソリン代、パチスロ代に使った」と話しているということです。 2022年の夏ごろまで、叔父と柳川市の住宅で同居していた古賀容疑者がけんかして家を出た後、何度か出入りするうちに、冬ごろから翌2023年の春ごろまでには、すでに叔父が亡くなっていたことを認識してたということです。 叔父の口座には偶数月毎に年金約20万円が振り込まれていて、警察は古賀容疑者が年金を不正に受給していたとみて、詳しく調べる方針です。
九州朝日放送