頼れる主将・古賀紗理那「きついシーンが多かった」第3セット苦しむも、韓国にストレート勝ち
◆バレーボール ネーションズリーグ女子福岡大会 日本 3―0 韓国(12日、北九州市西日本総合展示場) 1次リーグ第3週がホームで始まり、パリ五輪の出場権獲得を目指す日本は、アジアの宿敵・韓国を3―0で下し、7勝2敗とした。17日付の世界ランクで決まる五輪切符獲得へ、韓国にストレート負けした場合、ランクに関わるポイントで18・99点も失っていただけに、大きな勝利でホーム初戦を飾った。 試合は第1、2セットを日本が25―16で奪い圧倒。しかし第3セットは追う展開が続き、苦しんだ。だが、17―20から宮部藍梨(姫路)や、石川真佑(ノヴァーラ)のスパイクで、4連続得点して鮮やかに逆転。ラストは古賀紗理那(NEC)がレフトから強烈なスパイクを決めて、25―23で競り勝ち、宿敵にストレート勝ちを収めた。 この日、主将の古賀はチーム2番目の15得点。自身のプレーを振り返って「特に最後のセットは、きついシーンが多かったんですけど、しっかりちゃんと勝てたことが良かった」と安堵(あんど)した。 次戦は13日、五輪切符を争うカナダとの重要な一戦。「本当にタフな試合が続くと思うんですけど、しっかり集中して戦っていきたい。明日もたくさんの方が会場に来てくれると私たちもうれしい」と話した。 ◇福岡大会の日本の試合日程(12~15日は午後7時20分開始、16日は同6時45分開始) ▽12日 3―0韓国(38位) ▽13日 カナダ(10位) ▽15日 セルビア(8位) ▽16日 米国(5位) カッコ内は試合前の世界ランク。日本は6位。 ◇日本女子のパリ五輪への道 12枠のうち、昨年五輪予選で出場権を獲得したトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チームが決定。残る5枠は16チームで争うNL1次リーグ終了時の17日付の世界ランクで決定。アジア・オセアニア、アフリカ大陸はまだ出場権を得ておらず、日本はアジア最上位となるか、すでに出場を決めたチームなどを除く上位3か国に入ることが条件。
報知新聞社