芸歴1年目で『THE W』決勝!大注目コンビ・はるかぜに告ぐ、決勝後の反響に驚き「元カレから連絡が…」
初舞台はNSC入学前の賞レース
――おふたりの芸人としての初舞台はいつになるんですか? といろ 2022年4月にNSCに入ったんですけど、初舞台は2021年なんです。THE Wの予選にひとりで出たんですよ。NSCの願書は出してたんで、お笑いの世界を少しでも知っておこうとエントリーしました。手に被せたリスと羊のぬいぐるみをしゃべらせて、私は黒子になって……。 とんず やってること完全にパペットマペットやん(笑)。 といろ 内容は全然違いますよ! でも、たまたま私の前の出番が松浦景子さんで……。 ――バレリーナ芸人で、『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ)でブレイクした方ですね。 といろ で、私のあとが変ホ長調さんやって。間に挟まれたんですけど、おそらく私の声、小さすぎて何も聞こえなかったやろうなって。恥ずかしくて、ちょっと笑いながらやっちゃったし。 とんず そこから考えたら、声でかなってんやろうなぁ。NSCの最初のライブでも、といろさんのネタのときは笑ったら聞こえなくなるから、みんなこうやって聞いてました。 ――半身で耳をすまして(笑)。とんずさんの初舞台は? とんず 私もNSC入る前で、2021年の『キングオブコント』予選が最初ですね。中学からの仲よしの男とちょっと出てみようやって。1カ所だけ爆ウケして「あ、そこなんや」って思ったのだけ覚えてますね ――初舞台でウケたのはすごいですね。 とんず でも、自分の想定してたのとは違ったとこだったんで、うれしかったというよりは「こういうのがウケるんや」って。『M-1』も出たんですけど、そのときは2分間沈黙で、それが悔しくて、どうやったらウケるんやろうと思ったのが、芸人になるきっかけでした。 それでNSCに入るんですけど、組んでたヤツは「長男やから」っていう理由で断られました。でもソイツが今、天狗です。「俺がアイツの最初の相方やねん」って言いまくってる(笑)。 ――ただの同級生じゃなくて、つい数年前に相方として組んでたわけですもんね。 とんず でも、アイツと組んでたせいで、そのとき付き合ってた彼氏とも別れたんですよ。 といろ 嫉妬されたん? とんず うん。私もアイツも夜型やから、ネタ合わせも夜やってたんやけど、彼氏が「そんな時間に男とふたりで何してんねん」って。「別にお前の前でやってもいいねんけど」って言い返したんですけど、「それは気悪いからやめて」って言われて、そのまま結局浮気までされて意味わからんかったな。でも男とも別れたことやし、もう失うものもないわって感じで、NSCレッツゴーだった。 文=安里和哲 撮影=青山裕企 編集=後藤亮平、田島太陽 ※はるかぜに告ぐ とんず(1998年11月27日、兵庫県出身)と、一色といろ(1997年1月13日、大阪府出身)のコンビ。ともに大阪NSC45期(2021年4月入学)で、2022年にコンビ結成。芸歴1年目にして『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』ファイナリストとなり、話題に。YouTubeチャンネル『はる告ぐちゅーぶ byはるかぜに告ぐ』は「とりま週1更新頑張れ」の精神で更新中。