ドジャースがサヨナラ負けで連勝7でストップ 大谷翔平は松井裕樹から二塁打で3戦ぶりマルチ安打
◆米大リーグ パドレス2x―1ドジャース(10日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) 【動画】大谷翔平、ペトコパークで70球のキャッチボール! ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースが同2位のパドレスとの直接対決でサヨナラ負け。今季最長の連勝が「7」でストップし、ゲーム差5・5に縮まった。大谷翔平投手(29)は「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打と3試合ぶりのマルチヒットを記録した。 試合は1―1の9回。ド軍3番手のストーンは先頭・カンプサノに左翼線二塁打を許すと、最後は1死二塁からパ軍に加入したばかりの2年連続首位打者・アラエスに中前にサヨナラ打を浴びた。ドジャースは対パドレス2勝4敗と黒星が先行している。 この日のパドレス先発は右腕・キング。大谷は試合前の時点で通算9打数4安打の打率4割4分4厘、3本塁打、今季も4打数2安打1本塁打とカモにしていたが、ブーイングで迎えられた初回1死の第1打席は外角高めの93・6マイル(約151キロ)のシンカーに空振り三振に倒れた。それでも、3回1死一塁の第2打席では左前打を放ち、3試合、11打席ぶりの安打。初回にやられた外角92・6マイル(約149キロ)シンカーに今度はうまく対応した。6回先頭の第3打席は一ゴロ。一塁・クロネンワースとベース上で交錯しかけたが、右手で相手を気遣う紳士的な対応を見せた。 1点を追う8回無死一塁の第4打席はパドレス・松井裕樹投手(28)との“日本人対決”が実現。左中間を破る二塁打で大谷に軍配が上がった。メジャーでは3度目の対戦。これまでは右飛、右翼線二塁打で2打数1安打だった。この日は大谷が87・1マイル(約140キロ)スライダーを捉え、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)のライナー性の当たりで左中間を真っ二つ。無死二、三塁と好機を広げ、3番・フリーマンの一時同点となる左犠飛につなげた。 8日(同9日)の本拠地マーリンズ戦では4打数無安打。今季初の2試合連続ノーヒットに終わり、7日(同8日)までの3戦連発から一転、勢いにやや陰りが見えていた大谷だが、休みを一日挟んで快音を連発した。勝利につなげることはできなかったが、再び上昇気配だ。
報知新聞社