ヘンリー王子、メーガン妃をイギリスに連れて行かない理由を語る「危険な国だから」
英国王室を離脱して以来、ほとんどイギリスを訪れていないメーガン妃。ヘンリー王子がインタビューの中でその理由を語った。 【写真】メーガン妃ほかロイヤルメンバーの若い頃と今を並べて比較
先週、イギリスのテレビ局「ITV」が放送した番組「Tabloids on Trial」に出演したヘンリー王子。この番組は王子をはじめとするセレブたちとタブロイドの裁判を追ったドキュメンタリー番組で王子も自分の裁判について語ったが、その中でメーガン妃がイギリスに来ない理由についてもタブロイドが関係していることを明かした。
王子曰く「危険であることに変わりはないからだ」。さらに「たった1人行動に移す人、こういう(タブロイドの)記事を読んだ1人の人間が読んだことに基づいて行動するだけで危険になる。それがナイフであろうと酸であろうとなんであろうと関係ない。それが、私が妻をこの国に連れてこない理由の1つでもある」と話した。王子はこのインタビューでタブロイド紙との裁判が「家族との関係が壊れた主な理由」と話しているが、メーガン妃がイギリスに帰れないのもタブロイド紙の報道が一因だと匂わせた。
メーガン妃が王室離脱後にイギリスに来たのは2022年6月に行われたプラチナジュビリーと同年9月のチャリティ活動だけ。このときは2人がヨーロッパ外遊中にエリザベス女王が亡くなり、妃はそのまま滞在して葬儀に出席した。2021年4月に行われたフィリップ王配の葬儀や2023年5月のチャールズ国王の戴冠式には出席していない。
王子は過去に王室を離脱しイギリスを離れたのは家族が危険に晒されていたからだと発言、そうすることを余儀なくされたと語っている。しかし王室を離脱したことで警察の警護対象外に。王子はそのせいで一時的にでもイギリスに帰国することができなくなったと主張している。王子は警備の対象外になったことを不服とし、イギリス政府に見直しを求めて訴訟を起こしていた。しかし今年初めに裁判所は政府の決定を支持する判断を下している。王子は裁判の中で「イギリスは私の故郷だ。子どもたちに受け継ぐものの重要な部分であり、子どもたちにとって現在住んでいるアメリカと同じくらいくつろげる場所であって欲しい。イギリスにいるとき子どもたちの安全を確保できないのであれば、行くことはできない」「妻を危険にさらすことはできないし、私がこれまでの人生で経験してきたことを考えると自分を不必要に危険にさらすこともしたくない」と主張していた。