明豊、春夏通じて初の決勝進出 中京大中京降す 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第10日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝が行われ、明豊(大分)が中京大中京(愛知)を5―4で破り、春夏通じて初の決勝進出を果たした。【新井隆一】 【明豊vs中京大中京の試合を写真特集で】 中京大中京は天理(奈良)に決勝で敗れた第69回大会(1997年)以来9回目の決勝進出を逃した。 明豊は東海大相模(神奈川)と決勝(4月1日午後0時半開始予定)で対戦する。 ◇太田、京本の継投で逃げ切る 明豊が集中打と継投で逃げ切った。四回に1死満塁から7番・塘原の左犠飛で先制し、続く太田、簑原、阿南の3連続適時短長打で計5点を先取。先発左腕・太田が緩急巧みに六回途中3失点でしのぎ、2番手の右腕・京本も踏ん張った。中京大中京は今大会初先発の柴田が崩れ、打線の反撃も届かなかった。 ◇明豊・川崎絢平監督 (相手エースの先発回避は)半分くらいは頭にあった。(先発した)太田が打撃でもいいところでつないでくれた。決勝はひるむと一気にやられる。負けは「ゼロ」くらいの気持ちでいきたい。 ◇中京大中京・高橋源一郎監督 中盤まで粘ってというプランだったが、長打でつながれたのが痛かった。(九回1死一、三塁の好機に盗塁死)走らせたかったが、かみ合わなかった。夏に向けて打撃を強化したい。 ◇決勝戦もライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、決勝もライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。