【競輪祭】世界で存在感示した中野慎詞「早く走りたい!」/小倉G1・初日7R
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は19日に幕を開ける。一次予選7Rを走る中野慎詞(25歳・岩手=121期)に話を聞いた。 パリ五輪に出場し男子ケイリンで決勝に進出したが、落車し左鎖骨を骨折。それでも世界クラスで存在感を示し名前を売ってきた。治療期間を経て10月函館Sから本業の競輪に復帰するといきなり完全優勝。直後の四日市競輪「開設73周年記念GIII泗水杯争奪戦」では打鐘前から力のこもった激走で新山響平(31歳・青森=107期)の優勝に貢献した。 「五輪に向けてすべてをかけてやってきました。鎖骨骨折もあったけどすべて素晴らしい経験ができました。共同通信社を走りたかったけど、コーチから止められて走れなかったんです。だから2場所を走れて楽しかったです」とこれまでの思いをレースで示すことができた。 現在ナショナルチームはオフシーズンに入っており、競輪を走る機会が増える。直前は目いっぱい練習する時間が取れた。 「今までにないぐらい、鉄のフレームに乗って練習ができました。体にマッチした感じもあったしいいですね。早くレースを走りたいです!」と目を輝かせていた。(netkeirin特派員)