ペット火葬を業者が“強行” 民家の約20m先に建設された『火葬場』...営業条件の協議中に火葬が行われ周辺住民は不信感「傍若無人、やりたい放題」
業者は火葬を“強行” 煙を撮影した住民「『あ、やば』と思った」
ところが今年7月、住民たちの怒りを再燃させる出来事がありました。7月半ばに住民が撮影した映像を見ると、火葬場の煙突から突如、黒い煙が立ちのぼり始めます。映像には、約1分間にわたって煙が流れる様子が記録されていました。業者が火葬を“強行”したのです。 突然の出来事に、映像を撮影した近隣住民は… (動画を撮影した住民)「『あ、やば』と思って。もう焼いているのかなと思いながら。風で大気に混ざってこっちへも来るよな、怖いなと思いました」 これを受け8月、住民たちは緊急の集会を開きました。 (住民)「やってることは傍若無人、やりたい放題。煙がどういう成分があるのか、どういう公害があるのか、その辺をまずしっかりしてもらわないと」 火葬を強行したことへの怒りとともに、不信感も再燃します。 (住民)「(業者の)やり口はどちらかと言えば、後だしじゃんけん。全部後だしで来ている」 (住民代表)「(条件交渉で)何を言っても何を書面で送っても(要望内容について)対応しない、無視状態。これからもそうやと思うんですよ。どれだけ僕らが吠えてもたぶん動かない」
「業者関係者のペットの小型犬が死んだため試運転を兼ねて火葬をした」
なぜ、話し合いを行っている中で火葬を強行したのか。業者側はMBSの取材に「係争中なので裁判に関する具体的な事項はお答えできない」と回答しました。ただ、住民側の弁護士によりますと、今回の火葬について業者側は「業者関係者のペットの小型犬が死んだため試運転を兼ねて火葬をした」と説明しているといいます。 住民側は今後も業者側に火葬場の営業時間や煙・臭いの調査を行うことなどを求めていく方針ですが、交渉の先行きは不透明なままです。 (住民代表)「今まで10提案しても0回答というのがずっと続いていますから、なかなか厳しいなとは感じています」 住民側の思いを繰り返し裏切るような業者側の行動。大切なペットを弔う施設ではありますが、近隣住民への真摯な対応が求められます。 (2024年9月12日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『発掘!憤マン』より)