F2ラウンド1・バーレーンのレース2で宮田莉朋が9位初入賞!宮田の僚友マローニが前日に続いてレース2も制し開幕2連勝|F2
現地時間2日、F2の第1ラウンド、バーレーンのレース2(フィーチャーレース)が行われた。 現地バーレーン・インターナショナル・サーキットは晴天のドライでフィーチャーレースの開始時刻を迎えた。宮田莉朋は予選で6番手だったが、予選トップタイムのクッシュ・マイニが車両規定違反でタイム取り消しになり、各ドライバーが一つグリッド繰り上がりとなり、宮田は5番手からのスタートとなっている。 レースがブラックアウトとなり、イザック・アジャにガブリエウ・ボルトレートがターン1で追突し、アジャはそのままマシンストップ。そこにエンツォ・フィッティパルディが当たり、両ドライバーはそのままリタイアとなった。ボルトレートには後に10秒ペナルティが課されている。 オープニングラップの途中でセーフティーカーとなり、ゼイン・マローニ、ザック・オサリバン、デニス・ハウガー、ボルトレート、ペペ・マルティ、ポール・アーロン、ジャック・クロフォードの順番となった。 5番手スタートの宮田はターン1過ぎで前方から落ちてきたパーツを拾う不運もあり、この時点で8番手までポジションを下げている。 レースは5/32周目からローリングスタートで再開となり、宮田は7番手にポジションを上げ、ここから前のボルトレートとのバトルをスタートさせる。だが前のハウガーとボルトレートがもつれている状況下の8周目途中、リチャード・フェシュフォーにかわされて宮田はP8に下げてしまった。その後12/32周目のターン1で宮田はやり返し、7番手にポジションを戻した。 14/32周目のターン4で宮田はハウガーをパスし、これで6番手となった。トップは宮田の僚友、ロダンのマローニが一人だけ別次元のペースでレースを先導する。 中盤が迫り、ここでタイヤ交換に入るマシンが多く出てくる。宮田は17/32周目にピットインを行い、ソフトからハードにつないで第2スティントに入った。 ビクトール・マルタンスが19/32周目にマシンストップ。ここでセクター1&2イエローフラッグとなり、タイヤ未交換組はここでこぞってピットへと入ってくる。そしてレースはこの後セーフティーカーに切り替わった。 SC中に全車タイヤ交換義務を消化し、これでトップはマローニ。以下オサリバン、マルティ、ハウガー、フェシュフォー、アーロンと続き、宮田は7番手となっている。 22/32周目よりローリングスタートでレース再開。ここから残り11周最後まで走り切る流れとなった。だがハード装着の宮田はペースが上がらず、後方から仕掛けてきたフランコ・コラピント、アンドレア・キミ・アンドネッリ、マイニ、ボルトレートらに抜かれ、入賞圏外までポジションを落としてしまった。 26周目のターン1で宮田はフェシュフォーをパスし、10番手に浮上。SC明けから数周が経過し、ハード勢のアドバンテージが徐々に際立ってくる。宮田は28周目のターン1でアントネッリを抜き返し、これで9番手まで順位を戻した。 レースはロダンのマローニがクルーズ状態でトップを独走し、前日のスプリントに続きフィーチャーレースも制した。ラウンド1からいきなり2連勝となっている。 2位マルティ、3位アーロンまでが表彰台に上がった。4位オサリバン、5位ボルトレート、6位コラピント、7位マイニ、8位ハウガーと続き、宮田は9位で初入賞を果たしている。10位アントネッリまでがポイントを手にした。
F2バーレーン・レース2結果
1/ゼイン・マローニ 2/ペペ・マルティ 3/ポール・アーロン 4/ザック・オサリバン 5/ガブリエウ・ボルトレート 6/フランコ・コラピント 7/クッシュ・マイニ 8/デニス・ハウガー 9/宮田莉朋 10/アンドレア・キミ・アントネッリ