「今晩 泊めてください」なぜ見ず知らずの男を泊めるのか?家主が抱える“孤独”の正体 #令和の路上物語 #ザ・ノンフィクション #ydocs
誰もが孤独を感じる社会の中で
高齢化や未婚化を背景に、全世帯に占める「単身世帯」の割合が、「夫婦のみ世帯」や「夫婦と子ども世帯」を上回っている日本。 家族や会社・地域などのしがらみに捉われずに自由に生き方を選択できる社会になった一方で、自分を繋ぎ止めていたものがなくなった結果、孤独や生きづらさを感じる人が増えたのではないだろうか。 人とのつながりや居場所を自分で確保するのは、案外、難しい。そんな中で、フリップを手に立っている石田さんを見かけたら…。思わず声をかける人がいても不思議ではないのかもしれない。 「自分が楽しければいい」と言っている石田さんだが、2度、3度と泊めてくれる家主さんに対しては、特別な思いがある。 「僕は勝手に『相思相愛』だと思ってるんです。だから『元気かな』と思えば連絡するし、『会いたい』と思えばまた泊まりに行く」 「ザ・ノンフィクション」の放送後、石田さんの生き方に注目が集まり、複数のネットメディアから取材を受けるなどちょっとした有名人になっている。だが、どんなに知名度が上がったとしても、路上で出会った見ず知らずの人の家を泊まり歩くつもりだという。 そんな石田さんは「また行きたいおうちが多過ぎて」泊まりきれないことが、目下の悩みだ。 (取材・記事/奥村かおり)
(※この記事はフジテレビ「ザ・ノンフィクション」とYahoo!ニュース ドキュメンタリーの共同連携企画です。 #Yahooニュースドキュメンタリー #令和アーカイブス)
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