大宮で車水没…見沼、岩槻区も 脱出できず救助要請 さいたま市“警戒レベル3”発令された 西区で床下浸水、岩槻区で床上浸水も あす1日の防災訓練、悪天候が見込まれ中止に
埼玉県さいたま市は30日、日野徹副市長を本部長とする「市風水害警戒本部」を午前2時14分に設置。同本部は同日午前4時、土砂災害警戒区域などに指定されている西区と見沼区の一部地域に土砂災害に関する警戒レベル3の高齢者等避難を発令した。対象は見沼区中川など89世帯146人。避難所を西区区役所と見沼区(大砂土中、海老沼小、片柳中、大宮八幡中)の計5カ所に開設しているが午後3時時点で避難者はいないという。 【速報】来週後半、埼玉は再び猛暑 台風が去っても3日まで雨が残るか さらに2日まで降水量200ミリの豪雨
同時点で市内では救助要請が大宮、見沼、岩槻区で計3件。いずれも朝方、車が水没して出られなくなったが、救助され、けが人はいなかった。ほかに人的被害も確認されていない。床上浸水が岩槻区で1件、床下浸水が西区で2件あった。 また市は同日、来月1日に開催予定だった「さいたま市総合防災訓練」を台風10号の接近に伴う天候の悪化が見込まれるため、来場者の安全を考慮し、中止を決定した。順延はしない。