「ル・マン24時間」レースウィークは街全体がお祭り騒ぎ! サーキット以外でも楽しめる街の様子をお伝えします【みどり独乙通信】
街中がル・マン24時間一色に染まりお祭りモード
近くのカフェやレストランで冷たい白ワインやビールを飲みながら、またはお食事をしながらのんびりと車検の様子を見学している方も多くお見かけしました。なかなか優雅でステキですね。車検が開催されているレプブリック広場ではオフィシャルグッズのショップやメリーゴーランドもあり、街をあげての「お祭り」という雰囲気です。 私が宿泊している民泊からトラムの駅までは徒歩で約12分。そこから車検のあるレプブリック広場へは、乗り換えなしで行けます。1日乗車券が1.50ユーロ(約260円)と格安です。しかし、行きにどこかで落としてしまったらしく、帰りにもう1回買うハメに……。ちなみに私が住むミュンヘン市の市内1日乗車券は9.20ユーロ(約1560円)で驚きました。 そのトラムに、とてもオシャレなル・マン24時間レースの案内が、つり革のような掴まるバーに吊り下げてあり、自由に持って帰れるようになっていました。これはとてもナイスアイデアですね。日本でも導入したら観光客などにうまくアピールできるのではないでしょうか。私ももちろん持ち帰りました。ル・マンへは毎年来ているとはいえ、まだまだわからないことだらけです。 車検の開催されているレプブリック広場から宿までには、ル・マン駅を通ります。毎年駅の真正面には、前年の優勝チームの写真が飾られるのですが、2023年はフェラーリが歴史的な総合優勝を遂げましたので、ル・マン駅にはフェラーリのとてもカッコイイ写真が飾られていました。来年もまた、フェラーリですね。そして、2023年同様、ル・マン24時間レース100周年記念ラッピング仕様のトラムが走っていて、100年以上も前から、このフランスの小さな街が自動車文化に大きく貢献し続けていることをあらためて実感したのでした。
池ノ内みどり