SNSで話題のセルフケア「アートジャーナルセラピー」とは?注目の理由&エディターが実際に体験してみた!
SNSからブームが広まり、セルフケアの方法として注目を集めている「アートジャーナルセラピー」って、一体どんなもの? その効果や実践方法について解説! 美大出身のエディターが実際に作ってみた経験から、作り方のコツもレポート。 【写真】「アートジャーナル」の作り方アイデア
■「アートジャーナルセラピー」とは? アートとジャーナル(記録すること)を組み合わせた単語で、好きなアート技法(ペイント、コラージュ、写真etc...)を使って自分の思いや経験を記録していき、絵日記のような形で表現するもの。 “書く瞑想”といわれる、頭に浮かんだことを紙に書くジャーナリングについてはこちらの記事でご紹介しましたが、それにさらに創造的要素を増やしたのが「アートジャーナル」です。 好きな色で塗ったり、素敵だと感じるデザインをコラージュしたり、自由にドローイングをしたり…自分の内面から湧き出る創造性を自由に表現することで、不安やストレスを減少させたり、自分の好きなものや心が動くものを知ることができます。 ■「アートジャーナルセラピー」が注目されている理由 画像・動画共有サイトのPinterestが、2023年の注目トレンドとして取り上げたことで話題になった「アートジャーナルセラピー」。TikTokをはじめとする動画投稿SNSでは、「#artjournal」や「#artjournaltherapy」のハッシュタグで投稿された動画が多くの再生数を記録をしています。完成した「アートジャーナル」そのものや、その制作過程を撮影したSNS投稿を見て「自分もやってみたい!」とチャレンジする人が増えています。 SNSからブームが広がった「アートジャーナルセラピー」ですが、制作中はスマホから手を放して自分の世界に没頭できるため、デジタルデトックスの効果が期待できるのも人気の秘密です。
■「アートジャーナル」作りに必要なアイテム ここからは、美大出身のyoiエディター木村が実際に作ってみた感想を交えつつ、作り方を解説します。「アートジャーナル」作りにルールはありませんが、参考にしてみてください。 【準備するもの①】台紙となるノートやスケッチブック 「アートジャーナル」作りに必要不可欠なのは、台紙となる紙です。1枚の紙でもよいと思いますが、ノートのように綴じられているもののほうが、セラピーを続けていったときに後から見返しやすく、ノート自体が作品のように感じられるのでおすすめです。 シールや写真を貼ったりペンで書き込んだりするため、紙は薄いものよりも、ある程度強度のある厚めのものが好ましいです。また、リング式のもののほうが、制作するときにノートを広げやすい、失敗したページは破けるなどの理由で使いやすいのではと思いました。 私は、広々と使える大きめのスケッチブック(A3程度)と、短時間でも気軽に仕上げられる小さめサイズ(A5程度)のものを購入しました。 【準備するもの②】コラージュの材料になる写真やチケット、色紙、シールなど SNSに投稿された「アートジャーナル」の動画は、コラージュ技法を使ったものが大人気。お気に入りの写真を印刷しておいたり、出かけたイベントのチケットなどを取っておくと、アートジャーナル作りに役立ちます。色紙やシール、テープなどもいくつか準備しておくと便利です。自分が心ときめく色や素材のものを集めましょう! 画材店だけでなく、意外と100円ショップにも使えそうなアイテムがたくさんありました。 【準備するもの③】画材 私はカラフルなものが好きなので、いろんな色のマーカーをそろえました。白やパステル調の色の薄いインクのものがあると、濃い背景色の上にも文字が書けて楽しいですよ!